「第4回研究交流会」に教員、学生ら40人が参加
本学の研究所が相互に研究力高める

北川学長

北川学長

 本学に設置された6つの研究所が相互に研究力を高めていくことを目的に実施している「第4回研究交流会」は7月23日、名古屋キャンパス・アネックスホールで行われた。人工知能高等研究所、企業研究所、経済研究所の所員が発表し、会場に集まった本学教員、学生ら40人が熱心に聞き入った。

 北川薫学長は挨拶で「研究所が横の連携で交流を深め、研究力を高めていくこの交流会は、大学として珍しい取り組み。第一部の研究発表、第二部の懇親会ともに、活発に意見交換してほしい」と期待を込めた。

沼田所員
沼田所員

 沼田宗敏・人工知能高等研究所員(工学部教授)は、名古屋市科学館と昨年9月に連携協定を結んだ経緯を説明。科学館とともに、子どもから大人まで、市民の皆さんに科学の面白さや社会に役立つ技術を知ってもらおうと取り組んでいる共催イベントを紹介した。

向日所員
向日所員
吉野所員
吉野所員

 向日恒喜・企業研究所員(経営学部教授)は、職場環境・自尊感情・知識提供の因果関係の分析結果を報告。従業員を会社の資産として大切にしている企業などを例に、多面的な評価の重要性を述べた。この成果は大学におけるゼミ運営などでも生かすことができると語った。

 吉野裕介・経済研究所員(経済学部講師)は、オバマ政権のネットを使ったオープンガバメントを例に、情報化社会の新しい政府観について言及。政府や自治体は開かれているか否かが重要で、社会の価値観はモノから知識の豊かさへと移行していると説明した。

2014/07/25

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