学生3,019人の門出を祝う
2013年度卒業式を挙行

2013年度卒業式 2013年度卒業式

 

北川学長
北川学長
梅村理事長
梅村理事長

 2013年度の中京大学卒業式が3月19日、日本特殊陶業市民会館で午前と午後の二部に分かれて開かれ、学部生2,927人、大学院生92人の計3,019人が巣立った。春のうららかな日差しの中、卒業生らは学友や恩師と一緒に記念撮影をしたり思い出を語りあったりして、いつまでも別れを惜しんでいた。

 式典では北川薫学長から大学院・学部の各代表に学位記、卒業証書が授与され、学業や課外活動などで優秀な成績を収めた卒業生らに学長賞や学部長賞、同窓会賞、創立者賞などが贈られた。

 式辞では北川学長が「中京大学の歴史は、留まることのない挑戦と改革の歴史だ。中京大学60年の歴史を、まさに体現して巣立つ皆さんが、母校に脈々と流れる『挑戦と改革』の精神を堅持し、閉塞感すら漂う現代を改革していってほしい」と激励した。

 また、梅村学園の梅村清英理事長は「ヒト・モノ・カネが地球規模で動くグローバリズムの展開の中にあって、時代の流れを読み取る力に磨きをかけてほしい。中京大学も新年度、開学60周年を迎え、『自ら考え、行動することのできるしなやかな知識人』を育成していく。また2023年の学園創立100周年に向けて、伝統を踏まえた中京大学アイデンティティーの確立に努めたい」と、お祝いの言葉を贈った。

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総合政策学部の高野裕貴さん
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情報理工学部の稲葉健人さん

 この後、卒業生を代表して、午前の部では総合政策学部の高野裕貴さんが「大学4年間の学びで、物事を多面的、横断的な視点から捉えることの大切さに気づいた。大学院で治水政策に関する研究を深め、地域や社会に貢献できる人間になりたい。この4年間の思い出は、成長のための大きな財産となり、私たちが困難や壁にぶつかった時、乗り越えるための糧となってくれることを願っている」と謝辞を述べた。

 また、午後の部では情報理工学部の稲葉健人さんが「この4年間、私が休まず講義に通った中京大学は、困った時にはすべての人が手を差し伸べてくれる本当に人情味あふれる大学だと思う。今、私たちは夢と希望を持って、それぞれの道に向かって旅立つ。旅の途中、夢と希望が重荷となって、心がくじけそうになる時がくるかもしれないが、その時は旅の出発点である今日この日を思い出し、また歩き出したい」と語った。

 式典には約1,000人の保護者も出席。最後に中京大学吹奏楽団の演奏に合わせて全員で学歌を斉唱し、卒業生たちの新しい門出を祝った。

北川薫学長の式辞(全文)
梅村清英理事長の祝辞(全文)

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2014/03/20

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