電気自動車で通勤通学、スタート
豊田キャンパスと浄水・貝津駅結ぶ

キャンパス内でデモ走行をする学生たち 
キャンパス内でデモ走行をする学生たち

 

 本学は10月1日、トヨタ自動車などで作る「豊田市低炭素システム実証推進協議会」と協力して、学生と教職員有志が豊田キャンパスと名鉄豊田線浄水駅、愛知環状鉄道貝津駅間を、超小型電気自動車に乗って通勤通学する都市交通システムの実証運用をスタートさせた。10月は10人のモニター会員が試験的に運用し、11月から100人規模で本格運用を始める予定。

駐車・充電ステーション
駐車・充電ステーション

 運用に先立って、豊田キャンパス内の2か所と浄水駅・貝津駅には超小型電気自動車の駐車・充電ができるステーションが設置された。会員登録した学生や教職員は、駅の改札を出てすぐに、ステーションにある電気自動車に乗り換えれば、短時間で豊田キャンパスに到着することが出来る。片道だけ利用することも可能。

 車の利用者が交通手段を電車と超小型電気自動車の組み合わせに移行することで、二酸化炭素(CO2)の削減に貢献するとともに、学生や教職員に対して、多様な通勤通学方法の選択肢を提示することで、より快適な移動を目指すのが実証運用の目的だ。

 毎朝6時から夜10時まで使えるので、部活動の早朝練習や夜間の練習などで通学や帰宅時間がスクールバス運行の時間外となっても足には困らない。また、無料で使えるので、ちょっとした買い物などにも利用できるメリットもある。

 実証運用期間は3年間。

小型電気自動車を試運転する学生
小型電気自動車を試運転する学生

 本学では①環境問題に対する学生の意識向上につながる②実証実験の結果を、学生たち自身が分析するなど、学習活動(社会調査)の一環としても期待できる――と判断して、実証運用に協力することを決定した。

 会員となるには、日常的に中京大学豊田キャンパスの周辺エリアを往来し、会員登録後、継続的な利用が見込めること、普通自動車免許を保有していること(未成年の学生に対しては、親権者の同意書の提出を義務付ける)、携帯情報端末機(スマートフォン)を保有していることなどが要件となる。

 

この件についてはトヨタ自動車でも紹介されています。
詳しくはこちら→ トヨタ自動車HP

2012/10/01

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