梅村清弘総長・理事長が辞任
学園最高顧問に就任

梅村清弘最高顧問
梅村清弘
最高顧問

  本学園の梅村清弘総長・理事長は、1月28日の定例理事会で、理事長辞任の意向を表明して承認され、同31日付で退任しました。兼務していた総長をはじめとする学園の全役職も退任し、2月1日付で学園最高顧問に就任しました。学園の規程により、2月1日付で梅村清英副理事長が3月末まで理事長の職務を代行します。理事会は今年度末(3月30日予定)の定例理事会で新理事長を選任する予定です。

  梅村最高顧問は、理事長辞任表明の理事会で、「本日(1月28日)、中京大学資格センター元部長に対する判決が下されました。1988年に学園理事長に就任以来23年間、学園の発展に日夜、腐心してきた私としては心痛に耐えません。しかし、この間、学園は大きく拡大・発展し、今後の飛躍に向けてのレールを敷いてきたつもりです。この機会に、学園として新たなスタートを切ることが必要ではないかと、判断するに至りました。今後は相談に与る立場で学園の一層の発展に寄与してまいりたいと考えています」と述べました。

  梅村最高顧問は1937年4月生まれ、73歳。中京大学商学部卒業後、慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程、日本大学大学院文学研究科博士課程で学び、中京商業高校(現・附属中京高校)校長、理事長代理、中京大学体育学部教授、同学部長などを歴任。中京大学学長を2期8年務めた後、1988年に理事長に就任、1990年から総長を兼務してきました。

  「気力・体力・努力」を座右の銘に、祖父梅村清光氏が創設した学園、実父梅村清明氏が創立した中京大学の発展・充実に奔走。27歳で校長に就いた中京商業高校では校内改革に力を入れ、その後、普通高校化、男女共学化等を実現。中京大学では学長就任時の4学部・4研究科体制を現在の11学部11研究科の総合大学に発展させました。

  「開かれた大学」を他の大学に先駆けて標榜し、名古屋キャンパスで公開講座やオープンカレッジを開講、放送大学愛知学習センターを誘致するなど、社会人教育にも力を入れてきました。また、文部省(現・文部科学省)の保健体育審議会委員を18年余務めたのをはじめ、国や愛知県等の公職に就き、社会体育、学校体育の発展に尽力。1993年春に藍綬褒章、2009年秋に旭日重光章をいずれも私学振興の功績で受章しました。

2011/02/01

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