情報科学研究科武藤功樹さんら、ダブル受賞! ~DIA2017研究奨励賞と色彩学会ヤングセミナーにて最優秀発表賞を受賞/トヨタ自動車との産学共同研究などの成果~

 松江市くにびきメッセにて3月9-10日に開催された動的画像処理実利用化ワークショップDIA2017にて、本学大学院情報科学研究科武藤功樹さん(1年)らがDIA2017研究奨励賞を受賞した。

 この研究『検査員の【かざして見る】動作に基づく 不良部位の見え方の"特異性"による外観検査』は、工学部の輿水大和研究室と青木公也研究室がトヨタ自動車との共同研究のもとで推進しているテーマであり、非常にハイレベルな研究発表の中から3件だけが選ばれたもので、150人を越える産業界と大学の研究者が集まったワークショップ会場では強い関心が寄せられた。同時受賞は、NEC・東京工業大学と東京大学に2機関。

 共同研究先のトヨタ自動車からは、「おめでとうございます!よかったですね。みなさまの努力の賜物だと思います」(担当部局部長)との賛辞の声がさっそく寄せられた。

 このワークショップDIA2017は、精密工学会(IAIP)、電気学会(HISEIBI)などの国内主要な学会の共同企画による歴史ある学会催事であり、今年で18回目を数えている。

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DIA2017中島プログラム委員長と受賞者(武藤さん=左から二人目

 続いて、武藤さんらは、このDIA授賞式の翌日3月11日、名古屋市において開催された、(一社)色彩学会ヤングセミナーにて最優秀発表賞を受賞した。研究発表テーマは、『OKQTによるカラー画像における階調数の検討』と題した色彩情報処理の最も基本となるRGB三色の色彩画像情報に対するデジタル化に関する理論的・実験的研究であり、その研究成果とともにプレゼンテーションにおいても最も優れていると評価を得た。

 研究指導に当たっている輿水大和教授と松原琢磨助教は、「画像デジタル化の基礎理論OKQTが色彩情報処理のメッカである色彩学会において高い評価を得たので、これを梃に、この研究をさらに発展させていってほしい」とエールを送っている。

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          色彩学会でプレゼンを行う武藤さん

2017/03/13

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