中山間地域の中学生が大学に接する機会を
社会福祉学、地域福祉研究を専門分野とする中田先生。現在は、中山間地域で暮らす方々にスポットを当て、調査研究に取り組んでいます。2年次秋学期からスタートする中田ゼミでは、「学生が自ら考え、行動する」ことをモットーに、豊田市で地域活動を実践する方を招いて話を聞くなど、地域と暮らしを考える活動を行っています。
「クルマのまち」として知られる愛知県豊田市ですが、2005年の市町村合併によって豊田市となった山間部の地区は、人口減少や高齢化の問題を抱えています。旭地区もそのひとつで、地区唯一の中学校は全校生徒30名ほど。しかし旭地区では、廃校を利用してカフェやものづくり体験イベントを開いたり、子どもたちが社会と交流する機会を設けるなど、さまざまな活動を展開しています。2023年7月、旭中学の3年生が初めて中京大学豊田キャンパスを訪問し、中田ゼミ3、4年生がプロジェクトとして中学生たちを迎え入れました。