国際貿易の理論と開発政策
中京大学経済学研究叢書第14輯
梅村 清英(経済学部教授)著
本書は、著者が中京大学に提出した博士論文を出版したものである。
要素価格均等化命題の一般化、ハリス・トダロモデルを用いた開発政策の経済効果、交易条件の変化が厚生に及ぼす影響、窮乏化成長の理論等、国際貿易理論の代表的な先行研究のサーベイを含め、著者の現在までの研究論文に加筆・修正を加え、全五章にまとめたものである。
経済学部。2006年3月10日刊。199頁。
中京大学経済学研究叢書第14輯
本書は、著者が中京大学に提出した博士論文を出版したものである。
要素価格均等化命題の一般化、ハリス・トダロモデルを用いた開発政策の経済効果、交易条件の変化が厚生に及ぼす影響、窮乏化成長の理論等、国際貿易理論の代表的な先行研究のサーベイを含め、著者の現在までの研究論文に加筆・修正を加え、全五章にまとめたものである。
経済学部。2006年3月10日刊。199頁。
中京大学経営研究双書No.25
本書では、急速に進展する海外生産拠点展開や技術革新を支える製造現場の暗黙知を分析する。人を育て、企業を育て、そして国を育てる。日本のモノづくりは「育てる」という不変の信念を根幹に、和の精神を大切にし、強い絆により暗黙知と形式知を紡ぐことで、国際競争力を高めてきた。世界のモノづくりのフロントランナーとして更なる進化への道を探る。
経営学部。2006年3月4日刊。202頁。
本書は協同教育実践資料の第1巻として出版された。2004年、2005年の米子市の研究指定を受けて取り組んだ箕蚊屋中学校の協同学習は、人権教育と教科の学習とを、共に学び合う生徒集団の中で一体化させていくという統合的視点に立ち、幅広い学力達成を効果的に達成する優れた実践を提供している。
日本協同教育学会。2006年3月3日刊。153頁。税込2,500円。
中京大学社会科学研究所叢書18
編集代表 大沼 正博(教養部教授)
一衣帯水と表現される日中関係。「近くて遠い国」の間に横たわる大海原は近頃波の荒さばかり目立つようである。しかしこういう時にこそ冷静な視線を中国に向ける必要がある。中京大学社会科学研究所に所属する研究者が文学、歴史、言語、民族、民俗などを、また古代から現代までを論じている本書を繙けば、様々な視点から見た総合的な中国像を浮きぼりにすることが可能である。
白帝社。2006年2月28日刊。225頁。
アジア共同体等の冷戦後の世界認識のあり方を、かつての帝国日本を支えていた学問とその実践から問い返す。近年一世を風靡した『岩波講座近代日本と植民地』の姉妹編。全8巻の初巻となる本書は政治学・法学・植民政策学が、国内・国際の二分法で理解不能な重層的秩序としての帝国をいかに顕現・機能させたかを8人で問う。巻末文献解題は諸学の財産目録的存在。
岩波書店。2006年2月24日刊。本文318頁。文献解題41頁。本体価格4,800円。
中京大学商学研究叢書第20巻
めざましい成長を続ける中国経済は、労働問題と医療保障問題という最大のアキレス腱を抱えている。
本書は、就業・失業・労使関係などの労働関係、国有企業改革にともなう社会保障関係、人民公社解体にともなう農民の医療保障関係など、社会主義市場経済化のもとでの政策的難題をとりあげ、その現状と問題点を解明する。
中京大学商学会。2006年2月20日刊。336頁。
中京大学文化科学叢書第7輯
本書は、登山、航海、内部への沈潜といった人間の移動行為のありようを、文学(時空克服の最良の手段である「言葉」を最大限に生かす営み)の中に探る試みである。伊、仏、露、英、印の具体的な場と文学をめぐりながら、約700年の時をさかのぼる。作品内外の多層的な移動を、読む行為、書く行為と共振させ、それらを一体化することをめざしている。
勁草書房。2006年2月10日刊。171頁。本体価格3,300円。
本書はサウスイースタン・ルイジアナ大学のシュワーブ夫妻の編集になる「尊敬」についての比較文化的な論文集である。
「尊敬」「信頼」といった、社会生活上の重要でパワフルな行動に関する議論を実証研究に基づいて展開した緒論が並ぶ。
杉江氏は日本における「尊敬」行動の章を担当している。
Wiley Periodicals,Inc.2006年刊。93頁。