DVD・ビデオで愉しむ シェイクスピア再入門
小田原謠子(教養部教授)他著
本書は、映画になったシェイクスピア作品について語り、作品の面白さ、奥深さを一般読者に伝えようという名古屋シェイクスピア研究会の企画である。小田原氏は「シェイクスピアの生きた時代―エリザベス朝イングランド」「二番目に上等のベッドを妻に―シェイクスピア、その生と死」の二つのコラムで、シェイクスピアと彼が生きた時代を紹介している。
風媒社。2006年12月15日刊。236頁。本体1,700円。
本書は、映画になったシェイクスピア作品について語り、作品の面白さ、奥深さを一般読者に伝えようという名古屋シェイクスピア研究会の企画である。小田原氏は「シェイクスピアの生きた時代―エリザベス朝イングランド」「二番目に上等のベッドを妻に―シェイクスピア、その生と死」の二つのコラムで、シェイクスピアと彼が生きた時代を紹介している。
風媒社。2006年12月15日刊。236頁。本体1,700円。
著者が朝日新聞に連載中の「新かんたんリフレッシュ」を単行本化したものである。運動は一回行うことは些細であっても、継続することにより健康や体力維持に効果を発揮する。そのことはわかっていても運動を長続きさせることは難しい。長続きさせるには、短時間に簡単にできる運動を、何かをしながら行うとよい。本書では、そんな運動を紹介している。
岩波書店。2006年11月29日刊。146頁。本体1,400円。
―英語をモノにしたシンガポール人のゆらぐアイデンティティ
最近、日本では早期英語教育の必要性が叫ばれているが、その一方で、シンガポールが英語中心のバイリンガル教育先進国であることはほとんど知られていない。
本書はシンガポールを事例に多民族社会における言語と文化的アイデンティティの問題を、インタビューやアンケート調査を基に論じている。
ひつじ書房。2006年11月20日刊。172頁。本体2,200円。
社会の国際比較はむずかしい。理論では抜け落ちるところも多い。著者はこの点を重視する。
本書は携帯で伸張著しいノキアなどハイテク産業の興隆で着目されてきたフィンランドを取り上げている。著者はフィンランド各地を歩き、調査結果を基にしてモデルをくみ上げ、日本との比較を行う。比較経済社会学の入門書としても好著である。
企業研究所。2006年11月15日刊。243頁。
健康に暮らすには上手にモノを食べ、上手にからだを動かし、上手に頭を使うことが大切。この書は、栄養、医学、運動の分野で活躍している33名の研究者や実践者の共著で、最新の知識だけでなく、適切な実践方法も紹介している。2冊組になっており、百科事典風に活用できる。聖路加国際病院理事長の日野原重明氏が総監修、湯浅教授が運動編の監修を担当した。
講談社。2006年10月24日刊。こころ力・脳力編286頁。からだ力編286頁。税込4,800円。
中京大学大学院ビジネス・イノベーションシリーズ[マーケティング]
本書では、企業を取り巻く市場状況の変化にいち早く対応できるマーケティング・パラダイムを再構築し、競争優位を確保するために必要な情報を迅速かつ的確に収集・分析をする方法について、実務にも応用できることを念頭に、できる限り平易に記述されている。本書は、中京大学大学院ビジネス・イノベーションシリーズの一冊として出版されたものである。
税務経理協会。2006年9月25日刊。187頁。本体2,600円。
運動による刺激が健康維持に必要であることは、多くの人が理解している。しかし、運動を継続することは簡単でない。理由の一つとして、運動に要する時間が長いことが考えられる。本書は、アイソメトリクスという筋力トレーニングを7秒間実施することで筋肉の衰えを防ぐ方法を紹介。筋力の衰えを防ぐことは、老いに対する準備であることも説いている。
家の光協会。2006年9月1日刊。109頁。本体1,300円。
わが国は市場経済であるが、市場に対する国民の信頼は、生活を脅かす企業の不祥事等で失墜している。その一方で、市場経済において行政は何をなすべきかについて国民共通の理解があるとはいえず、行政を担う中央官僚も、かつての揺るぎない自信を失っている。本書では、中央と地方の役割分担、公共交通、地域づくり、大学などを事例に公共の役割について論及している。
岩波書店。2006年8月25日刊。164頁。本体1,900円。