中京大学国際学部

教職課程(英語)


多彩な選択肢のなかから、
外国語科の専門知識を学ぶ。

 国際学部言語文化学科の教職課程では、外国語(英語)の中学校教諭1種免許状と高等学校の教諭1種免許状を取得することができます(通信課程を利用して、小学校教諭2種免許状および特別支援学校教諭1種免許状を取得することもできます)。
 合計36単位以上の修得が求められる「教科に関する科目」について、55科目168単位の授業が開講されています。英語学・英語文学・英語コミュニケーション・異文化理解の各領域について、これだけ幅広い選択肢から外国語(英語)科の専門知識を学べるのは本教職課程の強みです。言語文化学科の学生にとって、専修の専門科目の多くがこの「教科に関する科目」に該当しており(つまり、これらの科目の単位は卒業に必要単位の一部にもなって)、自身の専門性を直接に教職に活かすことができます。同様に36単位の修得が求められる「教職に関する科目」の内、国際学部言語文化学科では「英語科教育法Ⅰ・Ⅱ」、そして「教育実習Ⅰ・Ⅱ」が開講されており、「英語科教育法Ⅰ・Ⅱ」も同様に専修の専門科目となっています。
 国際学部棟(16号館)4階には、教職課程の学生のためのTeacher Training Seminar Roomがあります。他の教室とは異なり黒板が設置されている他、中・高等学校の検定教科書、教員採用試験の資料が揃えられています。教職課程を履修する学生が模擬授業を行ったり、教員採用試験に向けた学習に使用したりすることができます。
 過去2年の進路情報は以下の通りで、既に10人の卒業生が、愛知県を中心に公私立の学校で教壇に立っています。教員免許状を取得したからといってすぐに教員にならなければならないということなく、大学院や企業等の様々な進路に進む者もいます(現在の教員免許状に有効期限はありません)。



教職課程
修了者
公立学校教員 私立学校
教員
大学院 その他
小中学校 高等学校
2023年度
卒業生
11 2 1 1 3 4
2024年度
卒業生
11 4 0 2 1 4






インタビューInterview

山口 真緒 さん

2025年 言語文化学科 英米学専攻 英語学・英語教育専修卒 
愛知県立安城東高等学校卒 / 愛知県内公立中学校勤務

何をきっかけに教職を目指そうと思ったのですか?
私が教職を志したきっかけは、小学5年時の担任の先生です。休み時間に質問に来た生徒に対して、優しく寄り添い、一緒に解決策を考えるその姿は、当時の私にとってとても印象的でした。その後、中学校へ進学してから英語の勉強が楽しいと感じるようになり、「英語が苦手な子にも、英語の楽しさや面白さを感じてもらえる授業ができる先生になりたい」と思うようになりました。
国際学部のどのような点が良かったですか?
模擬授業や協議会での学びは、とても価値のある経験だったと強く実感しています。授業で学んだことをもとに、自分なりに工夫して模擬授業を計画・実践するのは大変でしたが、それだけに大きな学びがありました。また、模擬授業後の協議会では、生徒役のクラスメイトが客観的な視点でアドバイスをくれたことで、自分の授業の良かった点と改善点を知ることができました。自分の授業だけでなく、ほかの人の授業を見ることで「こんな方法や工夫があるんだ」と新たな発見もありました。こうした経験は、教育実習や教員採用試験でも大いに役立ちましたし、これからの教員生活でも必ず活きてくると思います。
これから教職を目指す学生にアドバイスをお願いします!
国際学部の教職課程は、履修しなければならない授業が多く、壁にぶつかることもあるでしょう。しかし、仲間と協力しながらその壁を乗り越えたとき、それは自分にとって大きな成長となり、自信につながるはずです。

伊藤 千尋 さん

2025年 言語文化学科 英米学専攻 英語学・英語教育専修卒
愛知県立豊明高等学校卒 / 私立高等学校勤務

何をきっかけに教職を目指そうと思ったのですか?
きっかけは高校時代のオーストラリアでのホームステイです。現地学生の積極性や教師とのコミュニケーションの豊かさに驚き、自分自身が「受け身」で学んでいることに気づきました。この気づきから、日本の英語教育においても、生徒たちが自他の考えを深め、尊重し、楽しくコミュニケーションをとることができる環境を作りたいと考えるようになりました。
国際学部のどのような点が良かったですか?
他専攻の授業を受講できる点とゼミでの学びが私を成長させてくれました。自分と似た分野に興味・関心を抱く学生だけでなく、異なる分野を学ぶ学生と共に学べるため、新しい考え方や視点、その違いを知ることができました。
また、関心のある分野について学び深めるゼミでは、教職を目指す学生はもちろん、異なる道を志す学生も所属する中で、一人一人の考えや意見を聞き合いながら、みんなで刺激を与え合うことが出来る貴重な環境でした。加えて、普段の授業も含め、先輩後輩、国籍など関係なく、一緒に活動を行う場面もあり、協働する難しさや楽しさを実感することが出来ました。
これから教職を目指す学生にアドバイスをお願いします!
国際学部と教職課程の両立は大変ですが、無理をしすぎず、共に学ぶ友達を大切にし、先生方を頼りにして、コツコツと前に進んで欲しいなと思います!

高田 由太 さん

2024年 言語文化学科 英米学専攻 英語学・英語教育専修卒
  愛知県立豊橋南高等学校卒 / 愛知県内公立高等学校勤務

何をきっかけに教職を目指そうと思ったのですか?
きっかけは小学6年時の先生でした。荒れていた生徒だったと思うのですが、たくさん面倒をみていただき、成長することができました。そんな生徒までみてくれてるんだと、自分もそうなりたいなと思ったことがきっかけでした。
国際学部のどのような点が良かったですか?
特に教科指導において非常に役に立っています。「生徒に考えさせる時間をとること」「テンポ感が悪いと生徒が退屈し、良すぎると生徒がついてこなくなること」「生徒の英語使用を増やすこと」の3点は今の授業で意識をしていることです。模擬授業時には、学生が生徒役をやってくれて、生徒目線で意見をもらえることもかなり役に立っています。
これから教職を目指す学生にアドバイスをお願いします!
教師になって意識していることは「学び続ける姿勢」です。分かりやすく言うと何事もやってみることです。教師になりたての頃、何も分からず、がむしゃらに過ごす日々でした。ICTの使い方、他の先生方の工夫、生徒の感じ方など、とことん話して、とことん調べました。すると、生徒から「一生懸命やってるから、おれは英語頑張るよ」とか、先輩先生から「その姿勢は周りの先生も褒めてくれてるよ」など有難い言葉を頂くことがあり、やりがいを超えて、泣きそうになりました。
無理をせず、自分の体調を1番に考えて、なにかあったら絶対に周りを頼って、自分がやりたい教師を目指してください!

蓑島 玲那 さん

2024年 言語文化学科 英米学専攻 英語学・英語教育専修卒
岐阜県立郡上高等学校卒 / 愛知県内公立中学校勤務

何をきっかけに教職を目指そうと思ったのですか?
中学の頃に、英語の先生にスピーチコンテストを勧められて参加したのがきっかけです。そこで、英語を使って自分の思いを伝えることの楽しさを知りました。もともと英語が好きで、それを使った職業に就きたいと思っていましたが、その出来事をきっかけに、英語を話すことの楽しさや異文化を知ることのおもしろさをたくさんの人に伝えたいと思い、教職を志しました。
国際学部のどのような点が良かったですか?
外国語というものをコミュニケーションの一部としてだけでなく、さまざまな視点から学ぶことができたことがよかったと思います。今、単に英語を教えるだけでなく、異文化や、ことばのおもしろさを交えて授業づくりができているのは、国際学部での学びがあったからこそだと思います。
これから教職を目指す学生にアドバイスをお願いします!
国際学部で教職をとる強みとしては、国際的な情報や言語の知識など、深い学びを教育と結びつけることができるところだと思います。「英語を教える」をさまざまな角度から捉えて授業にしていくのはとても楽しいです!あまり重荷にとらえず、自分自身が楽しむことを大切にしてください!応援しています!


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