倫理学の地図
長滝 祥司 (国際教養学部教授) 他著
倫理は、とかく煙たがれる。他人は身につけるべきだが、自分では背負い込もうとしないのが、倫理である。しかし、倫理学史と応用倫理学の往還を試みる本書の「倫理空間」を歩んでみれば、古今の倫理的思考には、自分自身の生き方を見つめ直すヒントが幾つもあることがわかる。「生きにくい」とされるいまの社会に歩み出そうとする人に、本書を薦めたい。
(株)ナカニシヤ出版。2010年3月29日刊。289頁。本体2,730円
倫理は、とかく煙たがれる。他人は身につけるべきだが、自分では背負い込もうとしないのが、倫理である。しかし、倫理学史と応用倫理学の往還を試みる本書の「倫理空間」を歩んでみれば、古今の倫理的思考には、自分自身の生き方を見つめ直すヒントが幾つもあることがわかる。「生きにくい」とされるいまの社会に歩み出そうとする人に、本書を薦めたい。
(株)ナカニシヤ出版。2010年3月29日刊。289頁。本体2,730円
中京大学大学院 ビジネス・イノベーションシリーズ
人はどんな時に「働きがい」や「生きがい」を感じるのであろうか。
本書では、こうした「やりがい」に関する研究や人と組織のマネジメント等の基本理論について分かり易く解説し、「人の意欲と行動」に関する経営学や心理学等の参考文献を紐解いての考察結果や、イノベーションを創発する人材開発取組み事例等について論述している。
税理経理協会。2010年3月20日刊。196頁。本体2,730円
―人権と報道の自由の視点から
刑事法が専門の著者は、名誉毀損罪研究を契機に30年以上にわたってメディア問題に関わり続け、市民団体・NPOの代表としてメディアへの提言、メディア・リテラシー活動、報道被害者への助言活動等を行ってきた。本書は、分かり易く、報道被害の現状・背景・構造等を分析し、人権と報道の自由の両立を目指して、市民の立場からメディア改革を提言している。
(株)解放出版社。2010年3月10日刊。95頁。本体1,200円
改訂第3版
本書は元々、「保健科教育法」のテキストとして作成されたものである。
今回の改訂では、これまでの内容を大幅に精選した上で必要な内容を追加するとともに、後半部分で新たに保健教育の各論に関わる内容を扱っている。そして、そのために10人の先生たちが分担執筆しており、旧版よりも質が格段に向上している。
杏林書院。2010年3月10日刊。207頁。本体2,205円
中京大学総合政策研究叢書№4
本書は農民工問題を中国経済全体の発展と変化の中でとらえている。十章に分け、耕作放棄地や失地問題など、農民にとって生活基盤である土地の状況を始め、生活と健康、労災、住宅問題などの労働環境問題を論じ、留守児童や第二世代の問題など、これまであまり体系的になされなかった問題を論じ、巻末の農民の手記はこの問題を身近に引き寄せる力がある。
創成社。2010年2月20日刊。290頁。
中京大学企業研究叢書第16号
本書は、実務的なアプローチで考察した日本的経営の評価と、その中で必要とされるリーダーシップのあり方を論じている。日本的経営を理解するには、その根源にある日本文化に触れる必要がある。その原点の一つと考えられる農耕文化の考察からスタートし、江戸時代の商人道、経営先達に学ぶリーダーシップ、リーダーシップの実務へと展開している。
企業研究所。2010年1月20日刊。272頁。