教授
宮内 佐夜香(みやうち さやか)
准教授 宮内 佐夜香(みやうち さやか)

自己紹介/プロフィール

東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。人間文化研究機構国立国語研究所プロジェクト特別研究員、昭和女子大学等非常勤講師を経て、2012年4月に本学に着任。専門領域は日本語の文法、特に接続助詞や接続詞の用い方を対象とし、近世~現代の実態を調査・研究している。国立国語研究所でコーパスの構築に関わった経験から、「文系にもできる、効果的・効率的なパソコンの研究利用」に関心があり、研究利用に関わるパソコン技術についての授業を担当したり、その他授業でもパソコンを利用した課題を取り入れている。

学会・公職活動

日本語学会、日本語文法学会、近代語学会、日本近代語研究会(運営委員)、中部日本・日本語学研究会(世話人)、国立国語研究所共同研究員

主な著書・論文

『日本語の語彙・表記(コーパスで学ぶ日本語学)』(共著、朝倉書店、2020)
『講座 ITと日本語研究1コンピュータ利用の基礎知識』(共著、明治書院、2011)
「落語の「会話」と「地」の東西比較―接続辞使用傾向から見るスタイル―」(『SP盤落語レコードがひらく近代日本語研究』笠間書院、2019)
「逆接確定条件表現形式の推移についての一考察―中世後期から近世にかけて―」(『日本語文法史研究 3』ひつじ書房、2016)
「近世後期における逆接の接続助詞について―上方語・江戸語の対照―」(『中京大学文学会論叢』1、2015)
「接続助詞とジャンル別文体的特徴の関連について―『現代日本語書き言葉均衡コーパス』を資料として―」(『国立国語研究所論集』3、2012)
「江戸語・明治期東京語における接続助詞ケレド類の特徴と変化―ガと対比して―」(『日本語の研究』3-4、2007)

ゼミ紹介

Seminar
宮内 佐夜香ゼミ
宮内ゼミでは、日本語の「書き言葉」を対象とした研究を取り上げています。書き言葉には、新聞・雑誌・書籍・公文書・インターネット上の言語等さまざまな媒体・ジャンルがあり、さらに、例えば同じ書籍の中にも小説やエッセイ、実用書など、さまざまな内容が含まれます。また、同じ「書かれた言葉」でも、会話のようなくだけた言葉なのか、文章にしか使われないようなかたい言葉なのか、といった点でも全く性質が異なります。このような多様な書き言葉を日本語研究のために扱う際には、それぞれの書き言葉の文体にどのような特徴があるのか、ある言葉を調査・研究するにはどの媒体・ジャンルを対象とするのが適当なのか等を考える必要があります。多様な言葉の問題にゼミ生全員で取り組み、身近な言葉について客観的に捉え、理論的な分析ができる力を身につけてほしいと思っています。理論的に考える力は一般の生活においても大切です。言葉の調査には、近年ではコンピュータが大いに利用されています。電子化された言語データの適切な扱い方、研究のために集めたサンプルの適切な整理方法等、パソコンを活用した研究方法を身につけるのも、このゼミのテーマの1つです。


主な卒業研究タイトル
●「檄を飛ばす」の意味変化について
●現代における「尊い」の新用法
●オノマトペのひらがな・カタカナ表記の違いについて―ブログ検索からの考察―
●SNSにおける疑問符「?」の使用実態調査
●「ツクル」の漢字表記の使い分けについて
●外来語の浸透―「フォローアップ」・「インバウンド」を例に―
●女性語の推移とキャラクター形成―『ゲゲゲの鬼太郎』猫娘と人間側のヒロインを通して―
●女性アイドルソングの一人称
●ライトノベルにおける「軽い」文章―文章の形式的特徴に着目して―