愛知県庁の統計資料室で資料をもらいました。
日本の少子高齢化が進む中で、大都市の中でも全国的に比べても合計特殊出生率と高齢化率の割合が比較的良い数値がでていることが調査からわかりました。この数値の背景には愛知県が行う自立と社会システムづくりという地域計画が大きく影響していると考えられます。
★原則65歳くらいまで現役で働く社会システムの構築
・社会全体の共通認識の形成
・高齢者能力活用の推進
・高齢者の地域リーダーの養成・活用
★少子化の流れを変える子育て環境作り
・ニート、フリーターなどの若者の就業支援
・子育てに関する意識の啓発
・仕事の子育ての両立支援の推進
・地域の子育て力の向上
愛知県は、ニートやフリーター、学生や60代の高齢者が多様な社会参加をできるように、雇用環境の整備や支援のサービスを行い社会全体で支える仕組みの構図を作っているため、少子高齢化の進行が他の大都市に比べて小さいのだと考えられます。
問題点としてはこのような地域計画に一般企業の参加が少ないことが挙げられます。自治体とNPOなどの非営利団体、一般企業が恊働することでより強固な社会システムが作れるのではないでしょうか。
記事:藤森、新間
現代の家族・若者・少子化の実態を調査研究しています。