C・スクエア
第77回企画 山口晃展 ラグランジュポイント
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展覧会内容
今年度最後の企画展となるC・スクエア第77回企画は「山口晃展 ラグランジュポイント」です。今回は5〜6年前からこっそり温め続けてきたという作品を実現させることとなりました。
山口さんの代表的なモチーフといえば合戦図、時制の混在、さらには「洛中洛外図」のように画面を埋めつくすように描き込まれた街の鳥瞰図などがありますが、このたびの作品はこの作家をよく知る観客にとってはまったく意想外の作品と申せましょう。これまで「みること」を意識し、観客を飽きさせないユーモアとシニカルさ、山口流文字などを画面上にほどこしてきましたが、今作品では図像を読み解くことからさらに作品世界を広げて、「絵を体験する」というテーマに挑戦しました。
会場には四天王像が聳え立ち、結界を形成します。
無機質な白く狭い通路に入れるのは一度にひとりだけ。その先には、武器を持ち戦いに備えて命令を待つ何千何万の群集が観客を迎えます。観客はただひとり、描かれた群衆と対峙することになります。あたかも命令を待っているかのような軍隊に囲まれたとき、ひとは何を感じ、どう処するのでしょうか?
※ラグランジュポイント(Lagrange point):Joseph-Louis Lagrangeが1772年に唱えた天体力学上の説で、主星とその周りを回る従星の重力関係に影響を与えないほど小さな存在がそれらの天体と安定的な位置関係を得られる地点が5つあるというもの。これは1906年に太陽と木星を頂点とする正三角形のラグランジュポイントにトロヤ小惑星群が発見されたことで実証された。この説をもとに、スペースコロニー建設のアイディアが生まれ、わが国ではテレビアニメーション「機動戦士ガンダム」の舞台として子どもたちにも知られるようになった。
作品紹介
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「四天王立像 『廣目天』(制作中)」2006 カンヴァスに油彩、水彩、墨/194×97cm/ 撮影:宮島径 |
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「ラグランジュポイント」2006 外観 |
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「ラグランジュポイント」2006 パノラマ(部分) |
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