司会放送部がソチ五輪応援会の司会に挑戦
競技を学び、雰囲気に合わせて話し方を工夫

世界選手と応援会を盛り上げる司会放送部員 会場と一体になって村上選手を応援する司会放送部員

 

 2月10日と21日に行われたソチ五輪応援会の司会を私たち司会放送部が担当し、入学式や大学祭などの司会に加えて、とても良い経験になりました。

 開会のあいさつは厳かに行われる一方で、試合中はチアリーディング部の応援によって盛り上がる場へと変わるといった、2つの面を持った場の司会を初めて経験しました。声のトーンや話し方を変えて、会場の雰囲気に合うように気をつけました。

世界選手にインタビューする司会放送部員

 試合中は何が起こるか分かりません。大まかな流れが書かれた台本はありましたが、実際にはその日その瞬間にならないとどうなるか分かりませんでした。特に、2月10日に行われた、ショートトラック3,000メートルリレーの応援会は、過去の特集VTRや応援PVを流したり、世界明斗選手のお話を伺ったりしたりするということで、臨機応変な対応を心がけました。世界選手の解説に相槌を入れたり、もう一人の司会者と少しトークをしてみたりと、不自然な間ができないように、そして盛り上がるように努めました。

 21日のフィギュアスケート女子シングルフリーは、浅田選手の演技が始まるまで、観客席に座る学生はショートプログラムの結果を受けてか、皆不安そうな顔をしていました。ですが、いざ演技が始まると、その美しいジャンプや豊かな表現力に目が釘付けになり、涙を流す人もいました。素敵で感動的な場の司会をさせていただけて光栄に思いました。

 今回の仕事で一番感じたのは、常にアンテナを張り、様々な知識を得ることが大切だということです。オリンピックや競技について知識がなければ、的確な質問を解説者にできませんし、良いコメントもできません。私は、司会を任されて、前回よりもオリンピックを細かいところまで注意して観るようになりました。これからは、どんな司会を任されても困らないためにも、関心や知識のある分野を増やしていきたいです。

(司会放送部副部長・アナウンスチーフ 文学部言語表現学科3年 森田 満帆)

2014/04/10

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