名古屋祭を終えて

■名古屋祭を終えて

 今回の第59回大学祭はテーマ『創(そう)』の下、昨年に引き続き新しいことに挑戦しており、今年度も新たな企画の発案、旧企画であるフリーマーケットなどの復活、2号館を使用した企画によりさらなる挑戦をしてきた1年で、無事成功を収めました。
 「中京大学の大学祭は内輪だけのお祭りだ」。私は大学祭実行委員に所属してから幾度となくこの言葉を耳にしてきました。第59回における最大の目標は来場して頂くすべての方に楽しんで頂ける大学祭を提供することでした。その目標は数字上では大いに達成されたと感じており、例年の1.5倍の方に来場して頂くことができました。また、中京大学出身の社会人の方から「一般参加の企画が増え、中京の大学祭は変わったね」という言葉を頂くこともできました。
 一方、大学祭の開催規模や企画数の拡大による実行委員一人一人への負担を大幅に増やすことになってしまい、その結果細かい部分での粗さが目立つことになってしまいました。
 私は今回の大学祭が実行委員として直接関わる最後の大学祭でしたが、最後の年に実行委員長という大仕事を全うすることができてとても誇りに感じています。本来なら4回生で実行委員長を任されるところを今年度は4回生が1人も所属していなかった関係もあり、初めて3回生で実行委員長を任されました。実際、3回生が行うのは想像以上に大変でした。しかし、1年間大学祭にむけて努力してこられたのは、実行委員の仲間、様々なところで協力して下さった職員の方々、他機関の皆様、応援して下さった先輩方や関係者の方々のおかげです。
 後輩の皆は、多方面から協力をしてくれる人たちに感謝をし、楽しむことを忘れずに節目である第60回に向けて邁進していってほしいと思います。

(第59回大学祭名古屋実行委員会委員長・国際英語学部3年 財津 純輝)

■来年度の大学祭に向けて

 今年度の大学祭はたくさんの方のご協力もあり、無事に成功させることができたと思います。新たに2号館を使うことで戸惑いや不安もありましたが、実行委員みんなで話し合いいいものを作り上げられたと思います。しかしながら、実行委員会内での問題が多々あったのも事実です。企画の担当内での情報共有だとか、企画局と運営局との情報交換だとかが不十分で色々なミスや不具合が生じました。結果として、大学祭当日には進行に支障をきたすようなことは起こりませんでしたが、来年度は情報に関してシビアに取り組まなければ、と感じました。
 来年度に描いているものは、規模ではなく質を求めた大学祭です。今年度は2号館を新たに加え規模を拡大しました。さらに来年度も規模を増やすとなると、一つひとつの完成度が今一つになってしまう可能性があります。そこで来年度は、今年度加えた2号館はそのままに、すべてにおいてクオリティの高い大学祭にしていこうと思っています。大学祭は企画がすべてではなく、運営局の仕事も非常に大切です。ですので、企画はもちろんのこと、運営局それぞれも高い質を目指し行動していきます。そのためには十分な話し合い、綿密な情報共有、助け合いが不可欠です。企画局と運営局が情報交換する場を作り、情報の漏れがないように正確に伝達します。また、一人ひとつの担当に甘んずることなく、みんなで一人二役、三役をすることで協力し合いより完成度の高いものができあがるように尽力します。来年度の目標は「綿密かつ正確な情報のやり取りをすること」と「規模ではなく質を求めること」です。それに向けて実行委員一同尽力していきますので、ご協力よろしくお願い致します。

(第60回大学祭実行委員長・文学部日本文学科2年 山後 直将)

  

2013/03/13

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