潮ゼミ2年生28人が金山総合駅構内で「東北物産展」
売上金11万577円を赤十字に寄付

 3月11日、1000年に1度と言われる大震災が起き、東北は甚大な被害を受けました。そこで私たち経営学部2年の潮ゼミ28人は、自分たちには一体何ができるのだろうかということを話し合いました。自分たちだけで募金することも考えましたが、支援の心をできるだけ多くの人に忘れないでいてほしいという思いがありました。そのため、ただ募金するのではなく、東北の名菓を販売することで、東北にも貢献しつつ、多くの人の意識を高められると考え、金山で東北物産展を開きました。これは、ゼミ生が全額資金を負担し、そこで得た売り上げを、赤十字を通して全額東北に寄付するものです。

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 今回物産展を開くにあたり必要となった場所と商品は、いくつかの企業に協力をお願いし、場所は名鉄産業さんに、商品は太郎庵さんと南部せんべい巖手屋さんに協力していただけることになりました。また、名鉄産業さんには実際会社に行き交渉した結果、ありがたいことに、通常有料で貸し出している場所を3日間無料で貸していただけることに、太郎庵さんからは商品を1割引で購入させていただけることになりました。

 販売を開始するまでは本当に商品が売れるのか、また、みんなの東北復興への気持ちがもう薄れてしまったのではないかなど心配な要素がたくさんありましたが、実際販売してみると、商品は3日間とも予定より早く完売しました。また、お釣りはいらないから寄付してと言ってくださったり、頑張ってねと言って温かいコーヒーなどを差し入れとして持ってきてくださったりしたお客さんもいて、自分たちが予想した以上にたくさんの人たちの温かい心に触れることができました。そういったお客さん達のおかげで、11万577円を寄付することができました。

 今回の活動を通して、東北を支援しようという気持ちはたくさんの人が持ちもっているのだから、そういった人達に東北復興に協力できるような機会を自分たちが提供していくことが大事なのだということを学びました。今回のプロジェクトで学んだことを糧とし、実社会で大いに貢献できるよう努力してまいります。

(経営学部2年 岸 卓馬) 


潮ゼミ生

2012/01/23

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