柳沢 昌紀 (YANAGISAWA, MASAKI)

職名
教授
取得学位
文学修士
専門分野
日本近世文学、書誌学
主な担当科目
近世文学特論A、同特論B
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

日本近世文学の書誌学的研究
 仮名草子、近世軍書を中心に、それらがどのように書かれ、流布したのかを研究しています。草稿本、清書本、刊本とどのように本文が変化したのか、刊本にはどんな版種があるのか、本文や挿絵の変遷の裏に作者や製作者のいかなる意図が窺えるのか、といった問題について、書誌学的な手法でアプローチしています。

<キーワード>伝本、古活字版、江戸版、版元

主な著書・論文

『仮名草子集成』(共編)東京堂出版、1998~2022年
『江戸時代初期出版年表』(共編)勉誠出版、2011年
『日本文化研究における歴史と文学―双方の視点による再検討―』(編著)中京大学先端共同研究機構文化科学研究所、2020年
「甫庵『信長記』初刊年再考」『近世文藝』86、2007年

メッセージ
 中世・近世文学を学ぶためには、和本に関する知見を深めることが不可欠です。そして各地の図書館、文庫を訪ねて閲覧調査を行うとともに、古書店にも足繁く通うことが求められます。インターネット公開されている古典籍画像の数々は大変有益ですが、それだけで満足せず、自ら資料探索する意欲を持ってください。

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