柳本 祐加子 (YANAGIMOTO, YUKAKO)

職名
教授
取得学位
法学修士
専門分野
民法、ジェンダー法学、こどもの権利論、教育法学等
主な担当科目
ジェンダーと法特論
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

法律、法体系に関するジェンダー概念による分析
 現在わたしたちが目にする憲法や法律は、近代における一定の考え方に基づきつくられたものがその原型となっています。その考え方がどのようなものであったのか、それがどのような影響を法体系に与えているのかをジェンダーの視点で分析することにより、成果や限界を明らかにします。この分析結果に基づき現行法と現状とを相互参照することにより現れる解決を要する課題を、立法論も含め考察提示するといった作業を研究として行っています。

<キーワード>ジェンダー、ジェンダーに基づく暴力、こどもの権利

主な著書・論文

『性犯罪・被害-性犯罪規定の見直しに向けて-』尚学社、2014年
『女性への暴力防止・法整備のための国連ハンドブック』梨の木舎、2011年
「学校教育現場における性暴力に関する新たな国の対応について ―教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律―」中京ロイヤー、2022年

メッセージ
 様々な場面で起こる対人暴力、中でも女性やこどもが被害者となる性的被害などについて被害者支援という実践が、現行法による対処の限界とその解決を強く迫っていることを教わりました。実践の場で起きている声に耳を傾けようとする。それらに法的観点からアプローチしようとする。そのような希望を持つ方々との学びができることを願います。

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