山田 峻悠 (YAMADA, TAKAHARU)

職名
講師
取得学位
博士(法学)
専門分野
刑事訴訟法
主な担当科目
刑事訴訟法特論A、同特論B
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

自己負罪拒否特権の本質に関する研究
 自己負罪拒否特権の本質に関して、英米の法理論・法実務との比較検討を通じて研究を行っています。近年では、とりわけ、捜査段階の黙秘権に着目し、身柄拘束下の取調べの規律などをテーマにして検討を行っています。

<キーワード>自己負罪拒否特権、黙秘権、身柄拘束下の取調べの規律

主な著書・論文

【著書】
(分担執筆)『米国刑事判例の動向Ⅷ』(中央大学出版部 2022年3月) )276-284(第25事件)、285-294頁(第26事件)、312-326頁(第28事件)、352-364頁(第31事件)など
【論文】
山田峻悠「アメリカにおける自己負罪拒否特権保障の例外―Required Records Doctrineの検討を中心にして―」法学新報129巻6・7号195頁(2023年)
山田峻悠「自己負罪拒否特権の「対象」に関する検討(一)(二・完)―暗号化された電子データの開示義務に関する議論を参考に―」法学会雑誌61巻1号447頁(2021年)、61巻2号275頁(2022年)
山田峻悠「知的障害・精神障害を有する被疑者の取調べ及び収容施設での取り扱いの在り方の検討」法学会雑誌61巻2号169頁(2021年)
山田峻悠「我が国における黙秘からの不利益推認の許否・許容範囲の検討」法学会雑誌60巻2号139頁(2020年)など

メッセージ
 ある原理について通説とされている見解でも、その原理の歴史的背景、理論的根拠などを検討していけば、疑問が生じてくることがあります。このように研究活動を通じて新たな知見を獲得していくことは楽しいことではありますが、時にはうまくいかないこともあります。学生の皆さんには、熱意を持って粘り強く研究に取り組むことを期待します。

研究科ページに戻る