亘理 陽一 (WATARI, YOICHI)

職名
教授
取得学位
博士(教育学)
専門分野
英語教育学、教育方法学
主な担当科目
英語科教授学演習、英語科教育インターンシップ
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

英語授業の教育内容構成理論の構築
 学校教育の一環としての外国語(英語)教育の目的・内容・方法の研究を通じて、みんなが知的喜びを共有でき、生徒も教師も楽しく学べる授業・カリキュラムのあり方を追究しており、その担い手である英語教師(集団)の成長とその支援にも強い関心を持って活動しています。自他にとって心地よいコミュニケーションとはどういうものかを常に考えながら、ことばを駆使してそれを実践する。外国語をそのように学ぶことを通じて自己(認識)、他者へのまなざし、ことばの見方・考え方・使い方のそれぞれに変容がもたらされるような授業を理論的・実践的に形にしていきたいと考えています。

<キーワード>教育内容構成、言語的知識、コミュニケーション活動、Pedagogical content knowledge (PCK)

主な著書・論文

大津 由紀雄・亘理 陽一(編) (2021).『どうする、小学校英語? 狂騒曲のあとさき』慶應義塾大学出版会.
亘理 陽一・草薙 邦広・寺沢 拓敬・浦野 研・工藤 洋路・酒井 英樹 (2021).『英語教育のエビデンス: これからの英語教育研究のために』研究社.
浦野 研・亘理 陽一・田中 武夫・藤田 卓郎・髙木 亜希子・酒井 英樹 (2016).『はじめての英語教育研究: 押さえておきたいコツとポイント』研究社.
三浦 孝・亘理 陽一・山本 孝次・柳田 綾 (編) (2016). 『高校英語授業を知的にしたい: 内容理解・表面的会話中心の授業を超えて』研究社.

亘理 陽一 (2022).「誰がためにGIGAの鐘はなる」『教育』923, 5–12.
亘理 陽一 (2022).「『個別最適な学び』の何が問題か」『学校教育研究』37, 70–83.
亘理 陽一 (2022).「エンハンスメントとアダプテーション: デジタル・テクノロジーによる亘理 陽一 (2021).「変わらない言語教育の課題と、言語教育の向かう道筋: 外国語教育を中心に」日本教育方法学会(編)『パンデミック禍の学びと教育実践: 学校の困難と変容を検討する [教育方法50]』(pp. 120–133) 図書文化.

メッセージ
 大学院での経験やここで身につける知識、そして用いることばが、人を選別・差別するためではなく、あなたのユニークさや誰かにとってのやさしさとなり、それがあなたにとっての喜びになることを望んでいます。手をさしのべ、手をさしのべられ、手をとりあって、そういう教育・研究をみんなで作っていきましょう。

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