徳竹 由明 (TOKUTAKE, YOSHIAKI)

職名
教授
取得学位
修士(文学)
専門分野
日本中世文芸、説話・伝承文芸、対外認識・対外戦争言説
主な担当科目
中世文学特論A、同特論B
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

対外認識・対外戦争言説
 日本の文芸は、異国・異域をどのように描いてきたのか。憧れ・好奇心・対抗心・蔑視等様々な眼差しがあるはずです。特に異国・異域との接触の中で最も極端なケースである対外戦争(蒙古襲来や文禄・慶長の役等)の、日本各地の伝承を含めた言説の研究に、現在最も力を注いでおります。

<キーワード>軍記物語、宗教文芸、対馬の伝承、異国、異域

主な著書・論文

「石山寺「薫聖教」縁起説の系譜―仏書・『平家物語』から物語草紙類へ―」、徳田和夫編『中世の寺社縁起と参詣(中世文学と隣接諸学8)』、竹林舎、 2013年
「小西マリア母子とその怨霊をめぐって―対馬厳原今宮若宮社の縁起説考―」、『中京国文学』第33号,、2014年
「対馬に於ける素盞烏渡韓譚の生成と変容」、『説話・伝承学』第25号、2017年
「対馬に於ける文永の役関連言説の生成と変容」、『軍記と語り物』第54号、2018年

メッセージ
 日本文芸研究、特に古典の研究に関しては、膨大な資料の調査と共に文芸の場への実地踏査が欠かせないと考えております。大学に閉じ籠りっきりの座学的な研究よりも、遥に実のある研究になるはずです。積極的に「外」へ打って出る積極的な研究者を目指して欲しいです。

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