中川 直志 (NAKAGAWA, NAOSHI)

職名
教授
取得学位
博士(文学)
専門分野
英語学、史的統語論
主な担当科目
英語構造特論、同演習
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

Tough構文の構造と派生についての共時的・通時的研究
 John is easy to please.のように主節の主語が不定詞節の目的語に対応する構文をtough構文と呼びます。この構文の統語構造と派生の仕組みについて、理論的枠組みに基づいて分析を行うとともに、その歴史的発達についても研究しています。

<キーワード>英語学、史的統語論、生成文法、tough構文

主な著書・論文

「tough構文の派生における不適正移動について」、『言語の本質を共時的・通時的に探る』、開拓社、2022年3月
「tough節の範疇についての一考察:共時的視点と通時的視点から」、JELS 34、2017年
“Two Versions of Agree and the Derivation of the Tough Construction”、English Linguistics 24-1、2007年
“Bare vP Analysis of the Infinitival Clause in OE: Historical Development of Tough Constructions”、English Linguistics 18-2、2001年

メッセージ
 言葉は空気や水と同じくらい人間にとって重要なものであり、人間を人間たらしめる能力の最たるものと言っていいでしょう。その本質的理解に向かう研究には、これまで想像もしなかった様々な発見や驚きがあります。言葉を使えるだけでなく、言葉に対する知的好奇心を満たしたい学生と共に、新たな発見の旅に出ることを楽しみにしています。

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