長滝 祥司 (NAGATAKI, SHOJI)

職名
教授
取得学位
博士(文学)
専門分野
認知現象学、心と身体の哲学、正義の哲学、皮膚の現象学
主な担当科目
言語文化研究基礎、言語文化特別講義
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

人間や人工物の心や身体、暗黙知などの研究
 人間は他人の心をどのように理解しているのか、AIやロボットのような人工物は心、感情などをもちうるのか、といったことについて、哲学的概念的アプローチと認知科学や神経科学などの経験的アプローチを統合した方法論をもちいて探究しています。人間の心の謎に迫ることが、研究の目的です。また、サッカーのゲーム分析の言語に関する研究も行っています。

<キーワード>身体性、マインドリーディング、他人の心、ヒューマノイド、感情、傷つきやすさ、皮膚、公正、権力

主な著書・論文

『メディアとしての身体』東京大学出版会、2022年
『認知科学講座3 心と社会』東京大学出版会、2022年
Vulnerability under the Gaze of Robots、AI and Society、2019年
Touching the World as It Is、Humana Mente、2016年

メッセージ
 実験心理学の研究から哲学の概念的研究へと分野を変えたのち、ここ20年は、哲学と自然科学の両方にまたがる研究をしています。「人間とは何か」という普遍的テーマに、さまざまな観点から哲学と自然科学を融合した二十一世紀の方法論で迫ってみたい。こんな探究心をもつ学生さんをお待ちしています。サッカーの戦術に関わる言語分析もしていますので、暗黙知としてのスポーツ技能に関心のある学生さんも、ぜひいらしてください。

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