職場における知識共有行動
　職場における知識共有行動の規定要因について研究しています。特に従業員の心理的側面に注目し、自尊感情、心理的居場所感などが与える影響について、主に計量的アプローチで検証しています。

＜キーワード＞ナレッジ・マネジメント、組織内自尊感情、心理的居場所感

『組織における知識の共有と創造』同文舘, 2015年
「組織内自尊感情と知識提供動機が知識提供行動に与える影響 」『経営情報学会誌』 Vol.24, No.1, pp.1-17, 2015年
「職場における心理的居場所感が知識提供／獲得行動に与える影響」『中京企業研究』Vol.43, pp.13-23, 2021年

　「経営情報」と聞くとコンピュータをイメージするかもしれません。しかし情報を受発信するのは人間であり、職場でコンピュータを介した情報共有を円滑に進めるためには、情報技術だけではなく人間の心理・行動をも理解する必要があることから、私は経営学、工学、心理学に関わる研究に取り組んでいます。このように学問は様々な分野の知識が絡み合っています。ぜひ大学院で幅広い知識に触れ、多面的なものの見方を養ってください。