森 有礼 (MORI, ARINORI)

職名
教授
取得学位
修士(文学)
専門分野
アメリカ文学・文化、児童文学・文化、表象文化、批評理論
主な担当科目
英語圏文化特論Ⅱ、同演習Ⅱ
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

文学・映像媒体におけるマイノリティ表象研究
 文学及び映像作品における人種、ジェンダー及び階級的マイノリティの表象を中心に研究しています。いわゆる人種や民族だけでなく、子供や女性といった、社会的・文化的に「二次的」な主体とされてきた存在が、それぞれの時代や地域によってどのように表され、もしくは表されなかったか、ということを通じて、文化事象のイデオロギー性を批判的に検証しています。

<キーワード>アメリカ、南部、児童、マイノリティ、精神分析、映像分析

主な著書・論文

『ウィリアム・フォークナーの日本訪問―冷戦と文学のポリティクス』(共著)松籟社, 2022年
『物語るちから―新しいアメリカの古典を読む―』(共著)松籟社, 2021年
『路と異界の英語圏文学』(共著)大阪教育図書, 2018年
『ウィリアム・フォークナーと老いの表象』(共著)松籟社, 2016年

メッセージ
 アメリカ南部の文学を始めとして、文学や映像(映画)が、人間の営為としての文化をどのように表象しまた抑圧してきたかを研究してきました。その意味で表象文化研究とは、私達人間そのもののあり方を追求する実践です。現在の私の専門分野は、アメリカに留まらず、近現代の様々な文化表象を広く対象としています。文化研究を通じて、人間の歴史とその営みについて広く関心のある方の入学を期待します。

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