宮澤 太聡 (MIYAZAWA, TAKAAKI)

職名
教授
取得学位
博士(日本語教育学)
専門分野
日本語学、日本語教育学、文章・談話論
主な担当科目
文章・談話特論A、同特論B
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

文章・談話の構造に関する研究
 文章・談話のまとまりである「段」にかかわる言語形式について研究しています。大小さまざまに関連しあう多重的な意味のまとまりである「段」を動態的に捉え、言語形式をとともに分析することで、実践的な文章・談話の表現・理解に役立てたいと考えています。

<キーワード>文章・談話の展開的構造、言語単位、文末叙述表現、講義理解

主な著書・論文

「日本語の文章・談話と語用論 ―文章・談話論と演繹的文脈論の「文脈」と「単位」の照合― 」『日本語学』第41巻3号、pp.54-64、明治書院、2022年
「語構成からみた接続助詞ノデの用法の広がり ―「名大会話コーパス」を対象として― 」『学芸国語国文学』第54号、pp.79-92、2022年
「第12章説得力のある段落構成の組み立て方」『現場に役立つ日本語教育研究3 わかりやすく書ける作文シラバス』石黒圭(編)、pp.195-220、2020年

メッセージ
 たとえば、講義を聞いて内容を理解するとはどういうことでしょうか。ためしに、受講生に講義内容を要約して書かせてみても、全く同じ要約文を書く人は誰一人いません。扱う言語単位が大きいため、個人差が生じるのは当たり前のように思うかもしれませんが、よく考えるととても不思議なことです。このような言語を中心としたコミュニケーションの実態の解明に興味のある学生は、ぜひいらしてください。一緒に研究をしましょう。

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