亀田 真澄 (KAMEDA, MASUMI)

職名
講師
取得学位
博士(文学)
専門分野
メディア論、感情論、表象文化論
主な担当科目
ヨーロッパ地域・文化特論Ⅱ、同演習Ⅱ
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

映像と感情
 映像作品を中心とするメディア文化と社会の感情規範との関係を研究テーマとしています。とくにアメリカとソ連において国家宣伝のために用いられてきた映像作品がいかに共感を生み出し、社会的紐帯を作り出してきたか、また、共感を重視する現代の価値観がどのように創出されてきたかといったことについて研究しています。

<キーワード>映画、感情、ロシア東欧

主な著書・論文

『マス・エンパシーの文化史-アメリカとソ連がつくった共感の時代』、東京大学出版会、2023年
『国家建設のイコノグラフィー―ソ連とユーゴの五カ年計画プロパガンダ』、成文社、2014年

メッセージ
 元々はユーゴスラヴィアとソ連を研究のフィールドとしていましたが、いまはアメリカ文化も含めて、広く映像文化と感情規範の関係について研究しています。現代を生きる私たちは、さまざまな媒体における宣伝やSNSなど、共感を喚起するものに囲まれています。大学院の授業では、日常生活を送るなかで覚えるさまざまな違和感について、メディア文化との関係から、共に考えていきたいと思います。

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