井関 紗代 (ISEKI, SAYO)

職名
講師
取得学位
博士(学術)
専門分野
認知心理学、消費者行動論、マーケティング
主な担当科目
経営学研究指導1~4
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

感覚マーケティング
 近年,スマートフォンの普及により,視覚に訴えることを主軸としたマーケティングが多く展開されていますが,実際に触れたり,香りを嗅いだりすることもまた,購買意思決定に大きく影響しています。そこで,五感の感覚間相互作用に着目し,「感覚マーケティング」の有効性について研究しています。

<キーワード>感覚マーケティング、多感覚知覚,動機づけ、心理的所有感、リキッド消費

主な著書・論文

井関紗代・北神慎司 (2023). コントロール感の操作に基づくコントロール欲求が心理的所有感に与える影響の検討 消費者行動研究, 202303-003.

井関紗代 (2023). コントロール欲求の個人差が音楽配信サービスへの心理的所有感に及ぼす影響―利用頻度の調整効果に着目して― マーケティングジャーナル

Iseki, S., Sasaki, K., & Kitagami, S. (2022). Development of a Japanese version of the Psychological Ownership Scale. PeerJ, 10, e13063. 

Iseki, S., Motoki, K., Sakata, R., & Kitagami, S. (2021). How semantically labeled scent-gender associations influence the evaluations of scent and texture. Frontiers in Psychology, 4808. 

井関紗代・北神慎司 (2019). コントロール欲求の個人差がカスタマイズ商品に対する支払意思額に及ぼす影響 基礎心理学研究, 38, 56-62.

井関紗代・北神慎司 (2018). 商品を触るイメージとエフェクタンス動機づけが所有感の生起に及ぼす影響 日本感性工学会論文誌, 17, 531-536.

井関紗代・北神慎司 (2017). 商品を触るイメージと触覚の重要性が商品に対する所有感の生起に及ぼす影響 人間環境学研究, 15, 59-64.

Iseki, S., & Kitagami, S. (2016). Mere touching imagery promotes purchase intention through increased psychological ownership. Journal of Human Environmental Studies, 14, 49-54.

メッセージ

 大学卒業後,小売業での実務経験を経て,研究者の道へと進みました。消費者行動を理解するということは,私たちの心のしくみを理解することと同じと言っても過言ではありません。消費者行動という側面から,認知心理学の面白さに迫ってみませんか?


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