今野 泰三 (IMANO, TAIZO)

職名
教授
取得学位
博士(文学)
専門分野
中東地域研究、平和学、地政学
主な担当科目
平和学特論、地域研究特論Ⅳ
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

パレスチナ/イスラエルに関する研究
 中東地域のパレスチナ/イスラエルにおける、植民地主義とナショナリズムと宗教の相互作用を中心に研究しています。近年は特に、イスラエルの入植者植民地主義と英国等の帝国主義との関係の中で先住民族パレスチナ人の経験を考察するため、アラビア語文献の購読とパレスチナ難民のオーラルヒストリーの調査を実施しています。

<キーワード>中東地域、植民地主義、民族紛争、難民問題、パレスチナ、イスラエル、イスラーム、ユダヤ教、シオニズム

主な著書・論文

『ナショナリズムの空間――イスラエルにおける死者の記念と表象』春風社、2021年
「宗教的シオニズムの構造的基盤に関する歴史的考察――ハ・ミズラヒとハ・ポエル・ハ・ミズラヒの多元的・状況対応的性格――」『ユダヤ・イスラエル研究』第34号、2021年
『教養としてのジェンダーと平和Ⅱ』法律文化社、2022年(共編著)
『「政治」を地理学する』ナカニシヤ出版、2022年(分担執筆)

メッセージ
 前職では、国際協力NGOの日本国際ボランティアセンター(JVC)でパレスチナ事業現地代表を務めていました。現在も、委員やコーディネーターとして国際協力の現場に関わっています。研究と社会の繋がりを知り、自ら課題を見つけ、それを探究していくことは、大学ならではの、面白くてやりがいのある作業です。学生には、現場のリアリティに常に関心を持ちながら、問題意識を深め、選んだ研究テーマに向き合っていって欲しいと思っています。社会政治問題を深堀りするのが好きで、中東地域や一神教に関心があり、なおかつ、世界の平和について考え、研究成果を社会に還元していきたいという学生を歓迎します。

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