平塚 雄亮 (HIRATSUKA, YUSUKE)

職名
准教授
取得学位
博士(文学)
専門分野
地域言語論
主な担当科目
方言特論A、同特論B
人文社会科学研究科研究指導資格
研究指導教員
研究テーマ・研究内容・キーワード

日本語方言の記述的研究
 日本語方言,特に消滅の危機に瀕した方言の記述的研究を行っています。フィールドは九州,特に鹿児島県の甑島里方言の文法記述や辞書・テキスト作成に力を入れています。また,近年はコーパスを用いた対照方言研究も行っています。これまでの研究成果を教育に生かすべく,大学で使用する教科書の執筆作業も随時進めています。

<キーワード>日本語危機方言 文法 言語変化

主な著書・論文

(共著)衣畑智秀(編)(2023)『基礎日本語学 第2版』ひつじ書房.
松丸真大・白岩広行・原田走一郎・平塚雄亮(2023)『ワークブック 方言で考える日本語学』くろしお出版.
平塚雄亮(2019)「甑島方言からみる言語変化と伝統方言形式のゆくえ」窪薗晴夫・木部暢子・高木千恵(編)『鹿児島県甑島方言からみる文法の諸相』pp.105-118,くろしお出版.
Heffernan, K. and Hiratsuka, Y. (2017) Morphological relative frequency impedes stylistic variation: Evidence from vernacular Japanese. Asia-Pacific Language Variation 3-2, pp.200-231, John Benjamins.
白岩広行・平塚雄亮・酒井雅史(2016)「繋辞生起の方言差」『日本語文法』16-2,pp.94-110,日本語文法.
平塚雄亮・原田走一郎(2012)「鹿児島県北薩方言の文末詞セン―用法の変化に注目して―」『日本語の研究』8-1,pp.1-13,日本語学会.
平塚雄亮(2009)「動詞肯定形に接続する同意要求表現クナイ(カ)」『日本語文法』9-1,pp.71-87,日本語文法.

メッセージ
 みなさんの身の回りにある方言は,消滅の危機に瀕しています。これが完全に消えてしまう前に記述・記録する作業を,一緒に行いたいと思っています。

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