貿易自由化と経済成長率に関する理論的研究
　企業の異質性・基礎研究・応用研究を考慮した対称2国モデルを構築し、貿易自由化（異なる2国間で財を輸送するときにかかる輸送費の追加的な減少）が定常状態における経済成長率や厚生に与える影響を分析し、経済成長率や厚生がそれぞれ増大（下落）するための条件を求めました。

＜キーワード＞貿易自由化、経済成長率、厚生、地域間所得格差

Fukuda, Katsufumi. "Effects of trade liberalization on growth and welfare through basic and applied researches." Journal of Macroeconomics 62 (2019): 103058 Fukuda, Katsufumi. "The effects of globalization on regional inequality in a model of semi-endogenous growth and footloose capital." Asia-Pacific Journal of Accounting & Economics 24.1-2 (2017): 95-105 Fukuda, Katsufumi. "Trade integration and regional income disparities in a growth model with the service sector and footloose capital." Applied Economics Letters 26.9 (2019): 722-725.

　第1に、貿易自由化が経済成長率や地域間所得格差や厚生に与える影響などを理論的に研究してまいりました。第2に、イベントが貿易量の変化を通じて厚生に与える影響を実証的に研究してまいりました。国際貿易や集積などのテーマに興味のある学生さんの授業の履修を期待しています。