①臨床心理相談室

臨床心理相談室は、学外からの心理相談を受付ける施設です。面接室やプレイルームなどがあり、公認心理師や臨床心理士を目指す大学院生が担当教員の指導を受けながら、実際に事例を担当する実習が行われています。

②臨床・発達演習室（箱庭）

臨床・発達演習室は、学部生や大学院生の実験や面接の場所として利用できます。この部屋には心理療法で用いられる箱庭の砂箱、ミニチュアが設置されていますので、箱庭制作体験や箱庭の研究などが行われています。

③心理学部事務室

心理学部事務室は、心理学部所属教員の教育研究支援に関する、次の業務を行っています。
① 教育・研究費の執行にかかわる諸手続き。
② 学部等の固有施設（室）及び器具・機材の管理。
③ 学部等固有の実験・実習室、解析室、講義室、ゼミ室等及び実験実習用器具・機材の学生への使用貸出。
④ 学部資料室や資料コーナーの学術図書及び図書資料の管理と学生への貸出。
⑤ 印刷コーナーの印刷機等の管理と学生が行う教材印刷等の受付と補助。

④資料解析室

心理学部生が利用できるパソコンや大型プリンターが設置されています。パソコンには統計解析ソフトもインストールされており、授業の課題をする学生も少なくありません。また時間帯によってはラーニング・アシスタントも在籍しており、勉学を含め様々な相談に乗ってくれます。

⑤ゼミ室（一例）

学生用の居室（ゼミ室）にはパソコンや本、研究用具などが置いてあります。調べ物やデータ分析、卒論の作成をしたり、大学院入試の勉強をしたり、友人や先輩後輩と研究や大学生活の話をしたりと、使い方はゼミによって様々です。

⑥実験室1（認知行動実験）

見る、聞く、記憶する、判断するなど、認知機能を測定するための実験ブースです。周囲の音を遮る防音機能がついたブースもあります。研究目的に応じて眼球運動の測定装置などを用いた実験も可能です。

⑦実験室2（脳波測定）

脳波計と呼ばれる装置を使って脳の活動を計測するための実験ブースです。電磁シールドの施された特殊な防音室の中で、最先端の脳波計測実験を行うことができます。

⑧発達行動観察室

観察室とモニター室からなり、2つの部屋はマジックミラーで仕切られて、モニター室から観察室の様子を観察できます。また、モニター室から観察室の天井カメラを操作することで、視点を変えて観察室内の様子を観察・記録することができます。

⑨実験室3(ドライビングシミュレータ)

高精細のプロジェクター映像を球面ディスプレイ上に投影することができます。感覚と運動の協調が必要な運転技能や各種の学習能力に関する個人差を調べることができます。

⑩実験室4(指尖容積脈波計測)

指先に赤外線センサーを取り付け、痛みを伴うことなく、血流量や脈拍を計測します。それによって、研究協力者の自律神経系の働き（緊張あるいは安静状態）を客観的に調べることができます。

⑪実験室5(ヘッドマウントディスプレイ)

ヘッドマウント・ディスプレイを装着することで、仮想現実（バーチャル・リアリティー）を視聴覚体験できます。手元のコントローラーを使ったり、歩き回ったりして、仮想空間内を探索することもできます。