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土元任期制講師が国際編著書を刊行
土元任期制講師が国際編著書を刊行
土元任期制講師が国際編著書(英語)を刊行しました。
The Semiotic Field of the Garden: Personal Culture and Collective Culture
(庭の記号論的フィールド: 個人的文化と集合的文化)
Edited by: Teppei Tsuchimoto
https://www.infoagepub.com/products/The-Semiotic-Field-of-the-Garden
以下は書籍の概要です(翻訳)。
本書は庭園の直接的な研究であるだけでなく、文化心理学の重要な要素である個人的文化と集団的文化の関係性の探究でもあります。この視点は、「庭は人間発達とどのように関係しているのでしょうか?」という、奇妙だが魅力的な問いにつながります。人間にとっての「庭」の意味を探ることは、個人的文化と集団的文化の関係について深い洞察を与えてくれます。庭づくりの過程では、自然が対象となり、そこではさまざまな移境態的、美的、象徴的な活動が直接的に行われます。あるいは「庭」という言葉には多くの意味が含まれています。それはレクリエーションの場であると同時に、社会的地位や繁栄の象徴でもあります。庭師にとっては仕事の場になります。さらに、「庭」によって喚起される感情は、人々の心に深く根ざし美的な意味を持ちます。本書を通して、読者は庭がいかに人間の精神と深く結びついているかに気づくでしょう。
本書は、文化心理学の研究者や学生だけでなく、人と庭(庭師、建築家、芸術家、農家)の関係に関心のあるすべての人にとって興味深いものとなるでしょう。読者は、個人と集団の文化についての理解を深めるために、自分自身の経験を振り返ってみてください。家庭菜園、近所の公園、墓地、校庭など、身近な庭を想像してみましょう。本書で紹介されている彩り豊かで多様な庭に、あなたの経験の一面が反映されていることに気づくかもしれません。