学術講演会・学術交流・法談会

日付 2015年1月30日(金)
講演者 中国青海師範大学教授/名古屋大学客員教員
王 作全 氏
タイトル 「現代中国が目指している法治社会について」
場所 中京大学名古屋キャンパス9号館第1会議室

法学研究科は、2015年1月30日(金)15時から名古屋キャンパス9号館第1会議室において、中国青海師範大学の王作全教授を講師にお招きし、「現代中国が目指している法治社会について」とのテーマで学術講演会を開催した。王教授は、同大学の学長を務められ、中国会社法研究の第一人者である。また、王教授は1997年3月に本学大学院法学研究科法学博士を取得されている。

王教授は「日中両国の相互理解の深化の一助」という本講演の意図のもと、①改革開放から「法治国家建設推進決定」までの歩み、②「法治国家建設推進決定」が示した法治国家建設の構想、③現代中国の法治社会構築が直面している難問の3つの観点から、中国の法治社会化の進展とその進展に伴う諸問題について講演された。

王教授の講演から、①世界経済のグローバル化の中で、中国が自国法のグローバル化を進めると共に、「中国の特色ある社会主義法律体系」を整備構築していること、②中国が「人治社会」から「法治社会」に変化を遂げつつあること、③法曹養成と国民の法意識の高揚を徹底的に実施していること、④国法と少数民族の慣習法が抵触する場合、政府・裁判所が慣習法を優先的に適用していること等、多くの有益な情報や示唆を得ることができた。王教授の講演は、相互理解の一助という講演意図に十分に値する内容であった。

(法学研究科主任 新里慶一)