僕らのランドマーク―テレビ塔
LIUB(Light It Up Blue)
Get in Touch Nagoya 2015
世界自閉症啓発デー イベント
LIUB名古屋実行委員会
呼びかけ主体:NPO法人アスペ・エルデの会
中京大学現代社会学部辻井正次ゼミ、工学部曽我部哲也ゼミ
・自閉症(Autism)は、生まれながら起こる発達障害の1つです。自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder)とも言います。障害は重度ものから軽度のものまで幅が広いです。
・胎児期から始まる脳のちょっとした神経発達の異常から生じます。しかし、子どもの脳は可塑性が高いので、丁寧に1つ1つの行動を学ぶ/教えることで、成長を遂げていきます。幼児期の発達の遅れや特異的な行動から診断がなされます。
・100人に1-2人と発現率が高い障害でもあります。
・症状としては、社会性の障害(他者との関係性の構築の困難さ、他者の意図や社会的文脈を読み取ることの困難さ(空気が読めない等)など)と、イマジネーションの障害(こだわり行動や感覚過敏性など、)とがともにあります。多動や不注意、不器用、知的障害などを合併することが多いです。
・自閉症の人たちの幸福な人生にとって、社会の理解と支援が必要です。
・子育てが難しくなるため、<早期の気づき>と<ペアレント・プログラム>が重要です。
・保育園や学校での障害特性を理解した丁寧な指導(特別支援教育)が重要です。
・就労には就労支援、自立には独り暮らしまで想定した生活支援や地域での<つながり>をもてる余暇支援が重要です。
・そこで、社会が十分に理解すべきこととして、
(1) 早期から自閉症の特性があることを周囲の大人が理解し、子どもの特性に合った丁寧な支援を行っていくことが重要になります。
(2) 「親なき後」までの長いスパンで、必要な支援を受けられる仕組みを作り、心身の健康を保っていくこと。
(3) 社会性の障害やイマジネーションの障害が中核で、空気を読んだり、他者との関係を構築していくことの困難があるので、地域の中での適切な人間関係をつくっていけるよう、いろいろな<つながり>が持てることが大切です。
・自閉症の人たちはユニークな個性をもち、社会の理解のなかで豊かな人生を歩むことができます。
4月2日 テレビ塔の点灯式(18時半より点灯)― 東京タワーでの厚労省の式典と同時間で実施。
会場: 名古屋栄 <もちのき広場>
愛知県大村知事、名古屋岩城副市長出席予定(調整中)。
自閉症の人たちや家族、支援者が集まってのライトアップイベントである。
なお、今回、「AR=拡張現実」を使った点灯イベント連動企画を行う。
・スマホやタブレットを連動。HPやツイッター、FBでの情報発信を行う。
・カウントダウンでの青色の点灯やARでの映像などを、テレビ塔のライトアップと連想しながら実施する。
タイムスケジュール(案):
17時くらいから準備。
18時過ぎから点灯式典を開始。
18時半に(東京タワーと同期しつつ)点灯、その後、自閉症の少女が創った楽曲等でのライブを19時くらいまで実施。(担当:ジャズ歌手:百本麻衣)。高校生や音楽の好きな人たちに呼びかけて、「歌のボランティア」を募集し、自閉症の女性Mayumiさんが高校時代に作曲した楽曲「リーチングホーム」「ブルーバード」を合唱で一緒に歌う。
19時より撤収(19時半までに)。
自閉症の人たちや家族、関係者、200人程度の参加が予想される。
今回の企画と連動して、2015年3月31-4月5日の間、
NPO法人アスペ・エルデの会主催の新栄の東桜会館で「オーティズムアート展」が実施され、セミナーや触れあい囲碁、ライブなどが実施され、自閉症の啓発のためのイベントを構成する。
代表者
辻井正次;中京大学現代社会学部教授、NPO法人アスペ・エルデの会代表
連絡先:
NPO法人アスペ・エルデの会事務局 〒452‐0821 名古屋市西区上小田井2-187‐201
中京大学現代社会学部辻井正次研究室 〒470‐0393 豊田市貝津町床立101中京大学内
問合せ先:liub2015nagoya.pr@gmail.com
自閉症啓発イベントへの参加、研究面での様々な取り組み