暑さの厳しい8月、毎年お盆があける頃に日間賀島で行っている行事があります。
それは自閉症などの発達障害の人たちや、その兄弟を対象とした支援体験合宿。午前には、子供たちは自分の「苦手」に向き合い課題に取り組み、午後は海で自由に遊ぶというスケジュールです。なかでも人気なのはイルカとのふれあい体験。イルカとのふれあいを発達支援プログラムに導入することによって、彼らの楽しみの幅や可能性を広げようとする運動といえるでしょう。
辻井正次先生が会長を務めるアスペ・エルデの会の主催するこの合宿の合間に開催されたNPO法人日本ドルフィンセラピー協会主催のイベントに、私たちはゼミ生として参加してきました。海では、子供とスタッフとでペアになって、貝を集めたり、泳いだりとそれぞれの時間を楽しみます。最初、私たちとペアになった子供たちは、人見知り傾向にあり、よそよそしい態度でした。しかし、ともに海で時間を過ごしていくうちに、心を開き笑顔を見せてくれるようになりました。イルカのふれあいの時間になると、子供たちは大喜び。イルカは一瞬で子供たちの気持ちを掴んでいきました。
今回の活動を通して、発達障害に関する興味が深まるとともに、どのようにコミュニケーションをとることが望ましいのか・いかに子供たちとの距離を縮めていくかなど色々考えさせられ、非常に良い体験となりました。今後の活動にも生かしていきたいです。
里親支援ー社会的養護の必要な子どもたちの明日のために