教員・ゼミ紹介

コミュニティ学専攻

辻井 正次 教授発達臨床心理学

専攻分野
発達臨床心理学
研究室
9号館3階
メールアドレス
masatsugtsujii@gmail.com
SNS
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学歴
名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学
所属学会・団体
日本DCD学会代表理事、日本小児精神神経学会理事、日本心理臨床学会、日本児童青年精神医学会、日本心理学会 。NPO法人アスペ・エルデの会理事長。
著書の紹介
  • 『発達性協調運動障害[DCD]: 不器用さのある子どもの理解と支援』(監修。金子書房)
  • 『発達障害の子の気持ちの聞き方・伝え方 (6歳児から使えるワークブック 2)』(監修。合同出)
  • 『PNPS(肯定的・否定的養育行動尺度;Positive and Negative Parenting Scale)』(監修。金子書房)
  • 『発達障害の子の気持ちのコントロール (6歳児から使えるワークブック 1)』(監修。合同出版)
  • 『保育・指導要録のための発達評価シート TASP(Transitional Assessment Sheet for Preschoolers)』(監修。スペクトラム出版社)
  • 『発達障害のある子の育ちの支援: 家族と子どもを支える』(単著。中央法規出版)
  • 『日本版感覚プロファイル』(監修。日本文化科学社)
  • 『日本版Vineland-Ⅱ適応行動尺度』(監修。日本文化科学社)
  • 『発達障害児者支援とアセスメントのガイドライン』(監修。金子書房)
  • 『発達障害のある子どもたちの家庭と学校』(単著。遠見書房)
  • 『発達障害のある子どもができることを伸ばす! 思春期編』(監修。日東書院本社)
  • 『楽しい毎日を送るためのスキル:発達障害ある子のステップアップ・トレーニング』(編著。日本評論社)
  • 『発達障害のある子どもができることを伸ばす! 幼児編』(監修。日東書院本社)
  • 『発達障害のある子どもができることを伸ばす! 学童編』(監修。日東書院本社)
  • 『大人の生活完全ガイド―アスペルガー症候群』(共著。保健同人社)
  • 『特別支援教育で始まる楽しい学校生活の創り方』(単著。河出書房新社)
  • 『広汎性発達障害の子どもたち』(単著。ブレーン出版)

PROFILE

専門は、発達臨床心理学。臨床心理学のなかでも、主に、幼児、児童、青年期の方の心理臨床のトレーニングを受ける。1992年より聖徳学園岐阜教育大学専任講師、助教授を経て、2000年より中京大学社会学部助教授、2006年より現職(中京大学現代社会学部教授)。 浜松医科大学子どものこころの発達研究センター客員教授。2002年よりNPO法人アスペ・エルデの会のCEO・統括ディレクター。日本発達障害ネットワーク理事。東日本震災以降、福島県子どもの心のサポート協議会委員。
研究面においては、発達障害児者の発達支援システムの開発、発達支援技法の開発・専門家養成などに取り組んでいる。発達障害、なかでも自閉症スペクトラムの発現メカニズムに関する生物学的精神医学研究を浜松医科大学において取り組んでいる。同様に、コホート研究において、子どもたちの長期にわたる追跡のなかで発達傾向や必要な支援ニーズの把握と対応策の開発に取り組んでいる。発達障害のアセスメント手法の開発、ペアレント・プログラム等の家族支援技法の開発、 成人期以降の適応支援モデルの開発等、当事者・家族に必要なプログラムを開発し、実際に運用できる基礎的な仕組みづくりに取り組んでいる。

HOBBY

仕事。あと、演劇鑑賞はします。仕事とはいっても、障害ある人たちの余暇支援の仕事をしていると、イルカと泳いだり、いろいろな人生を楽しむ仕事もあったりしますけど。ゼミでは、4月2日の国連が定めた世界自閉症啓発ディのライトアップイベントに一緒に取り組んでいただきます。

こんな科目を担当しています。

●臨床心理学 ●発達臨床援助学 
●演習1、演習2、演習3 ●市民福祉論
「臨床心理学」は、人の心の動きや行動についての精神分析的な理解について学ぶとともに、家族や集団のなかでの人の心の動きについて、システム論的な理解を学んでいきます。自分の心の動きや、日常で困ってしまった状態にある人の心の動きについて学んでいきます。「臨床発達援助学」は、発達にそった支援ニーズについて概説していくとともに、実際の支援のあり方について学んでいきます。

こんなことを研究しています。

●発達障害とその支援システム研究、文化のなかでの特別なニーズのある人の育ちについて。
現在の専門は、発達障害とその支援システム研究で、発達障害児者を中心とする、スペシャル・ニードの子どもたちに対する発達支援プランの作成と、そうしたプランに基づいた実際の発達支援です。 相談室のなかでの狭義の臨床心理学的支援から、コミュニティや国の施策レベルまでを連続的に検討してきています。特に、広汎性発達障害の基礎研究から、実際の発達支援までの仕事が現在の中心となっています。発達支援のなかで、就労支援と余暇支援が現在、関心を持っており、余暇支援のなかで、イルカ介在療法などさまざまな取り組みをしています。

こんなゼミをしています。

学生さんに、しっかりと物事を考えてもらう授業をしようと心がけています。

教員にききました

社会学の面白さとは?

社会学の面白さは、物事を考えていく上での間口の広さだと思います。同じ現象について、さまざまな視点での学びができるでしょう。これからの変動し続けていく社会のなかでは、社会学を学ぶことは大切なことでしょう。

現代社会学部ってどんなとこ?

いろいろな考え方や個性に出会える場所です。

社会学との出会いは?

大学の学部から大学院と、ずっと心理学教育を受け、心理学者として育ってきました。相談室でカウンセラーという立場での心理療法の仕事をしたりしてきました。それはそれなりの仕事ではありますが、社会のなかで支援ニーズのある人(障害者とか不登校とか)が生きていく支援をするには、より大きな枠組みで、システムや、社会のあり方の問題を考えていくことが必要だと思うようになりました。

最後に一言!

高校生のみなさんへ

自分のいろいろな可能性を発見していくにはとてもよい場所だと思います。いろいろとやりたいことのある人や、これから自分がどうしていこうか考えている人に是非、来ていただければと思います。

在学生のみなさんへ

口を開けて待っていても、誰も与えてはくれません。自分の目でものを見て、自分で動いてみて考えて下さい。皆さん、自分で思っている以上に、潜在的な実力はあるのになあと感じることが多いです。