教員・ゼミ紹介

コミュニティ学専攻

松谷 満 教授政治社会学・社会意識論

専攻分野
政治社会学・社会意識論
研究室
9号館5階
学歴
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程(博士「人間科学」)
所属学会・団体
日本社会学会、日本政治学会、「宗教と社会」学会、関西社会学会
著書の紹介
  • 宗教社会学の会編『宗教を理解すること』創元社、2007
  • 久保田滋ほか編『再帰的近代の政治社会学』ミネルヴァ書房、2008
  • 田辺俊介編『外国人へのまなざしと政治意識』勁草書房、2010

PROFILE

出身は福島です。大学4年間は名古屋で、その後、大阪、徳島、横浜と各地を転々とし、2011年にふたたび愛知県に戻ってきました。大学院では宗教と社会意識の研究をしていましたが、今ではもっぱら政治を専門としています。数学があまり得意ではなく、大学受験も数学のないところを選んだはずなのですが、気がつけば数字によって社会を分析する手法で論文を書いています。人生不思議なものです。

HOBBY

東北出身で現在愛知県に住んでいるにもかかわらず、阪神タイガースファンです。ただ、最近はテレビ中継すらなかなか観ることができません。音楽を聴くのも好きですが、なかなか新しいものを開拓できず、停滞気味です。

こんな科目を担当しています。

●現代社会論 ●社会調査入門 ●社会調査論
社会調査士資格にかかわる科目を主に担当しています。「社会調査」の面白さを一人でも多くの学生に実感してもらいたいと思っていますが、数字が出てくるとなかなかに手強いですね。でも、社会調査のセンスは数学が得意かどうかとはまったく別ものなので、臆せずに挑戦してほしいと思います。

こんなことを研究しています。

現在、地方政治の新しい動きに注目した研究を行っています。大阪の橋下徹知事や名古屋の河村たかし市長など、既成の政党とは距離を置いた政治家が大きな影響力をもつようになってきています。こうした政治家を支持する有権者の意識とはどのようなものであるのか、彼らの登場によって政治の現場にどのような変化が生じたのか、そうした疑問をアンケートやインタビューによって明らかにし、学問的な位置づけを行いたいと考えています。

こんなゼミをしています。

2年次と3年次に必ず学外で共同調査をやる、という目標を掲げています。テーマはゼミ生が話し合いを重ねて決定し、そのテーマに一年かけて取り組みます。

教員にききました

社会学の面白さとは?

社会学というよりは、人と人とがさまざまな形でかかわりあい、そこにさまざまな喜びや哀しみやわけのわからないおもしろみが立ち現われてくる「社会」そのものが面白いのではないかと考えます。

現代社会学部ってどんなとこ?

多様な学問領域と多様なフィールドをもち、学生の関心の幅を否応なく拡げてくれる場所。

社会学との出会いは?

情けない話ですが、法や政治や経済など個別の学問領域に興味がもてず文学部を選び、とはいえ文学も歴史も地理も哲学もそこまで関心がない、というか面倒くさそうということで消去法として社会学コースを選択しました。ただ、結果としてみれば自分なかでは、もっともうまくいった消去法だったと思います。というわけで、どの学部にしたらいいかわからないという受験生のみなさんには現代社会学部を強くおすすめします。

最後に一言!

高校生のみなさんへ

受験勉強中はそうも言っていられませんが、「勉強」と「遊び」という二分法的な考えかたから一刻も早く抜け出ることをおすすめします。そして、「部活」のように厳しいながらも達成感や楽しみを得られる自分ならではの「勉強」を探し当ててください。

在学生のみなさんへ

よく言われることですが大学4年間は人生のなかでもっとも自由がきく時期です。しかしそれは本当にあっという間に過ぎ去ってしまいます。後悔のないよう精一杯、有効に使いきってください。