教員・ゼミ紹介

コミュニティ学専攻

木田 勇輔 准教授都市・地域社会学、社会情報学

専攻分野
都市・地域社会学、社会情報学
研究室
9号館4階
学歴
名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程単位等認定(満了)、博士(社会学)
所属学会・団体
日本社会学会、日本都市社会学会、地域社会学会、社会情報学会、東海社会学会
著書の紹介
  • 木田勇輔「名古屋都市圏における「見えない格差」」岸政彦・川野英二編『岩波講座 社会学 第2巻 都市・地域』岩波書店,2024
  • 菅原純子・木田勇輔,「豊田市における市民活動の展開とその支援政策──市民活動リーダー層のネットワーク化に着目して」,丹辺宣彦・岡村徹也・山口博史編『豊田とトヨタ──産業グローバル化先進地域の現在』東信堂,2014

PROFILE

出生地は東京、5歳まで愛知で育ち、その後家族の転勤に伴って神奈川・埼玉と移動し、高校卒業までの9年間は静岡で育ちました。大学進学で愛知に戻ってきて、それ以降はずっと愛知にいます。このような移動歴のため出身地を一つに決めることが難しいのですが、高校卒業まで過ごした静岡と答えることが多いです。

HOBBY

サッカー観戦、ギター演奏、ライブ・映画・アニメ・ネット動画の鑑賞、街歩きなど。

こんな科目を担当しています。

●地域社会学
●質的調査法
●多変量解析論
地域社会学では都市・地域社会学の基本的なトピックや考え方を解説しています。質的調査法ではフィールドワークやインタビュー調査の方法論を扱いつつ、実際に調査を行う際の進め方や注意点について解説します。多変量解析論では統計分析の手法を解説し、実際に統計ソフトを動かしながら分析のテクニックを身に着けます。

こんなことを研究しています。

専門は都市・地域社会学と社会情報学です。フィールドワーク、資料調査、質問紙調査、統計分析などの手法を駆使しながら、都市や地域の空間や社会がどのように変化してきたのか、またこれからどのように変化しようとしているのかという点を考えています。とくに名古屋都市圏を対象とした研究を行ってきました。

こんなゼミをしています。

都市・地域社会学や関連分野の文献を読みながら、名古屋市や豊田市周辺での見学や視察を行いつつ、今後の都市・地域の活性化とまちづくりについて考えています。3年生の社会調査実習では、名古屋市や豊田市周辺で調査対象を定め、フィールドワークを行いながら調査報告書をまとめます。

教員にききました

社会学の面白さとは?

「社会」に関わる様々な領域を扱える点です。都市・地域はもちろんのこと、家族、福祉、ジェンダー、労働、環境、教育、メディア、文化、権力、政治…などなど。「社会」に関わることならばすべて社会学の研究対象となります。

現代社会学部ってどんなとこ?

教員スタッフやカリキュラムの充実度から言えば、社会学を学ぶ環境としては東海地方でもトップレベルだと思います。また、心理学、社会福祉学、文化人類学といった社会学に関連の深い分野の教員も在籍していますので、幅広い学びも可能です。

社会学との出会いは?

数学が苦手な文系人間でしたが、コンピューターを動かすことが好きだったため、名古屋大学にかつてあった情報文化学部社会システム情報学科というところに進学しました。学際系の学科で様々な分野の授業を受けることができましたが、その中でとくに興味を惹かれたのが「社会」のあり方を理論的・経験的に説明する社会学の授業でした。

最後に一言!

高校生のみなさんへ

志望校や学部学科を選ぶ際のポイントの一つ目は「カリキュラムに並んでいる授業科目を見ること」です。現代社会学部の授業科目を見て「取ってみたい」と思える科目がたくさんあるようであれば、ぜひ現代社会学部を志望してください。2つ目のポイントは「キャンパスを訪れて雰囲気を感じ取ること」です。ぜひ豊田キャンパスに足を運んでみて開放的な空気を感じてみてください。

在学生のみなさんへ

大学の4年間で力を入れて取り組んだと胸を張って言える活動を、少なくとも一つ大学で作ってほしいと思います。私自身は大学生活で自分の学びたいと思ったことを存分に学ぶことができましたし、サークル活動ではバンド活動も楽しむことができました。現代社会学部ではゼミ活動も盛んですし、課外活動においても様々な部活やサークルがあります。ぜひこの環境を生かして4年間を充実したものにしてほしいと思います。