教員・ゼミ紹介

社会学専攻

亀山 俊朗 教授労働の社会学、シティズンシップ論

専攻分野
労働の社会学、シティズンシップ論
研究室
9号館5階
学歴
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)
所属学会・団体
日本社会学会、福祉社会学会、関西社会学会、社会政策学会、日本NPO学会
著書の紹介
  • 太郎丸博編『フリーターとニートの社会学』世界思想社、2006
  • 木前利秋・亀山俊朗・時安邦治編『葛藤するシティズンシップ』白澤社、2012
  • 広田照幸ほか編『教育する大学』岩波書店、2013

PROFILE

2014年度に赴任しました。中国地方に生まれて、関西で長く生活し、赴任前まではしばらく東京にいました。名古屋圏に住むのは初めてで、西とも東とも全く異なる土地柄に日々小さな驚きを感じています。

HOBBY

生で音楽を聴く。舞台を見る。映画館で映画を見る。

こんな科目を担当しています。

●「労働とグローバル化の社会学」(担当予定)
終身雇用や年功序列を特徴としてきた日本の雇用システムは、大きく変わりつつあります。海外との比較を交えながら、日本の労働のあり方がグローバル化のもとどのように変容しているのかを、社会学的な視点で検討します。客観的に分析するだけでなく、学生のみなさん自身のキャリアや生活にこうした変化がどうかかわるのかを考えていきます。

こんなことを研究しています。

社会学のうち、シティズンシップ研究と呼ばれる分野の枠組みを使って、現代の労働のあり方や社会問題、社会政策を検討しています。

こんなゼミをしています。

年度の前半は、近年注目されている「フリーター」や「ワーキングプア」など労働にかかわる社会問題が起こった背景を知るために、現代史の本を読んでいます。学生のみなさんが何を知っていて何を知らないのかを、私が教えてもらうゼミです。後半は、労働や仕事をテーマにグループごとの調査・研究活動をする予定です。

教員にききました

社会学の面白さとは?

ちょっとひねくれたことを言うようですが、学問は必ずしも「面白い」ものでなくてよいと思っています。もちろん面白いに越したことはないのですが、それ以上に「必要」だったり、「役に立つ」ものだったり、場合によっては「尊厳のある」ものだったりすることが望ましい。そして社会学は、市民に<なる>ために必要だし、役に立つし、尊重すべきものであると思います。

現代社会学部ってどんなとこ?

全国的にみても、きわめて充実したスタッフによる社会学教育がされている学部だと思います。

社会学との出会いは?

学部の専攻分野でしたが、ほとんど勉強しませんでした。社会人を経て今度こそ社会学を学ぼうと大学院に入り、論文も書くようになりましたが、偉い先生がたにはしょっちゅう「君のは社会学ではない」と評されていました。もしかしたら、まだ社会学に出会っていないのかもしれません。

最後に一言!

高校生のみなさんへ

私はもうずいぶんなトシですが、基本的な考え方は高校を出たころと変わっていないように思います。高校生のころ考えたり行動したりしたことが、良くも悪くも一生の基礎になる(なってしまう)ようなのです。しかし、何をするのが正解、という答えはありません。いろいろ考え、行動してみてください。

在学生のみなさんへ

高校生のみなさんへのメッセージと基本的には同じです。考え方や行動様式がいったん固まる(固まってしまう)時期ですので、ぜひいろいろ学び、考え、行動してください。