教員・ゼミ紹介

社会福祉学専攻

伊藤 葉子 教授社会福祉学

専攻分野
社会福祉学
研究室
9号館3階
学歴
日本福祉大学大学院社会福祉学研究科社会福祉学専攻修士課程修了、博士(社会福祉学)
所属学会・団体
日本社会福祉学会、日本ソーシャルワーク学会、障害学会
著書の紹介
  • 『新・ともに学ぶ障害者福祉(共著)』
  • 『社会福祉援助技術論(共著)』
  • 『社会福祉法方原論(共著)』
  • 『新・社会福祉概論(共著)』
  • 『事例研究から学ぶソーシャルワーク(共著)』
  • 「HIV/AIDSと若者への啓発 -AIDS/NGOの活用に向けて-」
  • 『部落解放』No.529 pp.11~19
  • 「支援費制度の現状と課題(1)ーサービス基盤整備の検討を通してー」
  • 『中京大学社会学部紀要』N0.18-1,pp.25-57.

PROFILE

2002年度より中京大学社会学部に赴任いたしました。社会福祉の領域の中でも障害のある人(特に身体障害)の福祉について考え、取り組んでいます。あわせて、対象者によらない、社会福祉実践の共通基盤について関心を持っています。また、NPO法人であるHIVと人権・情報センターの会員として、電話相談、啓発活動なども行っています。

HOBBY

趣味は、体を動かすこと(特に水泳、スキー、バスケットボール)が好きです。障害者スポーツには学生のころから関わっており、愛知県の障害者スキークラブのメンバーにも入っています。最近は幽霊部員に近くなっています。

こんな科目を担当しています。

●ソーシャルワーク論 ●障害者福祉論 ●ソーシャルワーク演習 ●ソーシャルワーク実習ほか
抽象的な内容の多い「ソーシャルワーク論」も対象領域の広い「障害者福祉論」も具体的なことがらを交えながら、当事者と担当教員の視点を意識しながら展開しています。 どちらも半期という短い回数ですが、極力、受講生の方々とのやりとりを大切にしています。 教員が妙にハイテンションで寸劇を見ているようだ…との先輩の声もあります。(それは是非、皆さんの目でご確認を)

こんなことを研究しています。

●社会福祉実践の共通基盤の枠組みとその要素
●障害を持つ人の福祉とソーシャルワーク ・ AIDS/NGOの行うHIV/AIDSの啓発とPWA/H(People with AIDS/HIV)に対する支援
障害当事者が当たり前に地域で暮らすため、どのようなしくみと具体的なサービスメニューが必要なのか、それをどのようにひとりひとりの人生につなぎ合わせるのか。 つなぎ目をスムーズにし、安定した生活を継続するために、社会福祉の専門職には何が求められるのかを追究することが私の研究です。 日々変化する社会に生きる私たち。 社会福祉は、理想と現実のギャップの多い領域でもあります。 日々揺れながら、私の研究の船旅は続いています。

こんなゼミをしています。

「よく学び、よく遊べ」「ゼミはゼミ生で創るもの、教員はサポーター」

教員にききました

社会学の面白さとは?

日々の生活の中に学びのヒントがちりばめられているところ。
「わたし」をめぐる様々なこととの繋がりで物事をとらえ、追究できるところ。

現代社会学部ってどんなとこ?

探求心旺盛な人にはたまらなく魅力的なところ。
ユニークな教員と接したければ、是非、中京大学社会学部へどうぞ。

社会学との出会いは?

流れ流れてこの島にたどり着いたという気もしています。日々地域で奮闘しながら生きている人々と出会い、素敵だなぁ、まぶしいなぁ、豊かだよなぁ、と思っているうちにあれよあれよと一緒に涙し、笑い、酒盛りをしていた私…。個別で具体的なことがらでありながら、皆に共通する、普遍的な要素をより多くの人と共有したいという願いがこの航路をたどった理由のような気がしています。

最後に一言!

高校生のみなさんへ

大学は、自分が動いた分だけ返ってくる場所です。動かすのは、手、足、目、耳もですが、ときには味覚も、そして感情もです。全身を使いながら、そして、色々な人、物、場所に触れながら肥やしを蓄えられる場所の1つです。一緒にうんうんうなりながら、自分を動かしてみませんか?

在学生のみなさんへ

学生さんと話していると、就職も、恋愛も、卒論も、ゼミの報告もある程度予測できて、自分自身で価値があると思えないとなかなか踏み込めない人、続けられない人が多いような気がします。(私自身もそうだったから、年をとったと言うことなのかもしれないけれど…)予想できないことがあるから人生ってすばらしく、感動的なんだとも思う。そして、なんでもない日常そのものが、奇跡なんだとも思う。お茶飲みながら、うだうだすることも大切だし。やるときゃやるって自分に喝いれることも大切だよ。