中京チャレンジ 活動報告
学生の食生活改革プロジェクト
〜捨てられる米ぬかから作る超高栄養食〜
経営学部4年 渡邉 結衣さん

私たちは「廃棄資源の有効活用」と「学生の栄養改善」を軸に、起業的アプローチで課題解決を目指しました。

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活動内容と目標

精米時に大量に発生し、その多くが廃棄されている「米ぬか」に着目。栄養豊富な米ぬかを用いた高栄養食品を開発し、一人暮らしなどで偏りがちな学生の食生活をサポートすることを目的としました。

具体的な目標として、大学内での試作品配布を通じた味やニーズの調査、および300名以上の学生への大規模なヒアリングを掲げました。

課題と対応

最大の課題は、未利用資源である米ぬかを、学生が「食べたい」と思える品質の食品へと昇華させることでした。この解決のため、単なる自作に留まらず、7月にはパティシエを訪問して専門的な知見を獲得。さらに8月には米ぬか卸企業と連携して原料の安定調達ルートを構築し、10月から11月にかけてはOEM企業(受託製造企業)と共に製品レベルの品質を目指した試作品開発を重ねました。専門家や企業を巻き込み、対話を繰り返すことで、技術的な壁を一つずつ乗り越えていきました。

達成状況

12月に名古屋・豊田の両キャンパスにて試作品の配布を実施しました。目標としていた300名を超える学生へのヒアリングを完遂し、さらに260件以上の詳細なアンケート回答を収集しました。これにより、学生の食に関するリアルな悩みや、米ぬか食品に対する市場性を定量的なデータとして蓄積することができました。

改善点・やり残したこと

大規模な調査により多くのポジティブな反応が得られた一方で、日常的に摂取してもらうための「価格設定」や「継続的な購入ルート」の確保といった、ビジネスとしての社会実装にはまだ課題が残っています。また、アンケートで得られた味の改良案を反映させた「完成版」のレシピ確定と、一過性の活動に終わらせないための持続可能な事業モデルの構築が、次のステップに向けた重要な検討事項です。

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活動を通して得た気づき

「行動し続けることで、課題は必ず解決できる」という確信を得ることができました。自分たちだけの力では限界がある問題も、自ら動いて周囲を巻き込み、粘り強く交渉を重ねることで、道が拓けることを学びました。このプロジェクトを通じて、主体的に物事を進める「自走力」と、社会を動かすためのコミュニケーション能力が飛躍的に向上し、自分自身への大きな自信に繋がりました。

今後チャレンジしていきたいこと

今後は、この米ぬかクッキーを一時的なプロジェクトの成果物ではなく、「正式な商品」として世に送り出すことに挑戦します。廃棄資源に新たな価値を与え、栄養不足に悩む人々に届ける――このサイクルを社会に定着させるため、最後までやり切り、社会に実益をもたらす活動へと発展させていきたいと考えています。

プロジェクト代表 経営学部4年 渡邉 結衣