チャレンジ奨励金 活動報告
大学と地域の架け橋プロジェクト
‐大学生と地域住民の居場所づくり‐
現代社会学部3年 藤川 愛花梨さん

私たちは「大学と地域の架け橋プロジェクト」として、大学生と地域住民が自由に交流できる場【こりんカフェ】を運営し、世代や立場を超えた居場所づくりを目指しました。高校生の皆さんにも、地域と大学がつながる意義や、自分たちの力で社会に新しい価値を生み出す面白さを知ってほしいと思います。

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活動内容と目標

こりんカフェは、宿題や雑談・歓談、ボードゲームなど、学生も地域の方も自由に利用できるフリースペースです。学内・地域イベントへの参加や、他団体との合同イベントも実施しました。今年度は、こりんカフェが学部・学年・大学院を超えた交流の場として機能し、学生や地域の方の新しい挑戦やつながりを生み出すことを目標としました。また、活動を通じて賛同する学生を増やし、プロジェクトの継続的な基盤づくりにも注力しました。

課題と対応

学生の参加が少ない・参加者の保護者が子どもを預けて帰ってしまうという課題がありました。学生へのアプローチとして、授業内で直接活動を紹介することで安心感を持ってもらい、新規参加者やSNSフォロワーを増やすことができました。来場者の保護者には、公民館内での声かけや、積極的な挨拶と紹介で保護者にも参加しやすい雰囲気を作る工夫をしました。

達成状況

1.こりんカフェを交流の場として機能させること

リピーターや新規参加者が増え、大学生・地域住民の間で自然な交流が生まれました。大学生も授業宣伝などをきっかけに参加し、世代や立場を超えた居場所づくりが実現できました。

2.学生の参加人数増加

SNSや授業宣伝の効果で新しい学生も参加し、昨年度より学生参加が増加しました。ただしリピート率は地域の方に比べて低く、今後はさらに工夫が必要です。

3.プロジェクトの継続

運営後継者も確保でき、来年度以降も活動継続の基盤が固まりました。新たな地域交流館でもこりんカフェを開催し、地域の枠を超えたつながりも生まれています。

自己評価による達成度:100%

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改善点・やり残したこと

活動を通して得た気づき

大学生の力を必要としている地域や人が多くいることに気づき、学生自身のアプローチで新しいつながりや挑戦の場が生まれることを実感しました。また、社会課題に取り組む多様な人々と出会い、大学生が地域で活躍できる可能性を強く感じました。こうした経験を通じて、問題意識を持って社会を変えようと行動する大切さや、協力する力の重要性を学びました。

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今後チャレンジしていきたいこと

今後もこりんカフェをはじめとする活動を継続し、学生と地域の居場所づくりや交流をさらに広げていきたいです。運営体制や企画内容を改善し、より多くの人に参加してもらえる仕組みを作っていきます。将来は公務員として、今回得た経験を地域や社会の課題解決に役立てたいと考えています。
大学と地域の架け橋プロジェクトは、これからも学生と地域をつなぐ新しい挑戦を続けていきます。