私たちは「電気電子の魅力をラジコンで広めよう」というプロジェクトを通じて、高校生や一般の方に電気電子工学の面白さや実用性を伝える活動を行いました。高校生の皆さんにも、ものづくりを通じて学ぶ楽しさや、工学分野の魅力を体験してほしいと考えています。
活動内容と目標
私たちは、ラジコンを使ったアトラクション体験会を企画し、参加者自身がラジコンをプログラミングし、コースをクリアするというイベントを実施しました。もともとは「一人でも遊ぶことができる制御ラジコン」の制作キットを目指していましたが、安全面への配慮から完成品のラジコンを提供し、プログラム体験に重点を置きました。
この体験を通して、電気電子工学で何を学ぶのか、またプログラミングや回路制御の基礎的な知識を実感してもらうことを目標としました。
課題と対応
当初予定していた回路ではラジコンがうまく動かず、Arduinoというマイコンを使うことでスピード調整や方向転換、一時停止など多彩な動きを実現しました。また、参加者が安全に楽しめるよう、説明書付きキットは断念し、スタッフが作成した完成品のラジコンを活用しました。
達成状況
学園祭では、延べ187名がイベントに参加し、98%の参加者が「楽しかった」「電気電子で学ぶ内容が理解できた」と回答しました。高校の先生からも「授業ではできない新しい体験だった」と高評価をいただきました。
自己評価による達成度は80%です。
改善点・やり残したこと
全て手作業でラジコンを作成したため大量生産が難しく、多くの参加者に同時体験してもらうには企業などとの連携や協力が必要だと感じました。
活動を通して得た気づき
計画通りにいかない場面やトラブルも多く、企画の方向性を見直す必要がありましたが、柔軟に対処し、仲間と協力して乗り越えることで、実践を通じた問題解決能力や応用力の大切さを実感しました。
今後チャレンジしていきたいこと
今後は工学部の活動として継続し、より多くの学生や地域の方に電気電子工学の魅力を伝えたいと考えています。通年でのイベントや他学科との連携を深め、ものづくりを通じた学びの場を広げていきたいです。