私たちは、「ボードゲームを通して電気の魅力をたくさんの人に知ってもらう」を目標に、独自のボードゲームを制作・普及させるプロジェクトを実施しました。高校生のみなさんにも、ものづくりやチームワークの楽しさ、そして“電気”という分野の奥深さを伝えたいと思います。
活動内容と目標
中京大学電気電子工学科の志願者数が少ない現状を踏まえ、身近な家電や車などに欠かせない電気について、楽しく学びながら興味を持ってもらうことを目指しました。ボードゲームを選んだ理由は、①楽しみながら学べる、②コミュニケーションを通じて知識が身につく、③初対面同士でも打ち解けやすいという体験からです。
活動の流れ
- ボードゲームの企画・製作
- ルールやイラストの考案、外部委託による試作品・本製作
- 体験会の実施
- 大学祭や学童での体験会、アンケートによる改善
- 初級者・上級者向けルールで幅広い世代が楽しめる工夫
- 普及活動
- 中京大学祭「ボードゲームカフェ」開催(3日間で221名参加)
- 名古屋市昭和区の学童クラブ10校へ寄付・体験会
- SNSや解説動画、説明書による情報発信
- 解説動画URL:https://x.gd/fOxDw
プロジェクトの達成状況
ボードゲームの試作品7セット、本製作55セットを用意し、学童や大学祭などさまざまな場所で体験会を開催。実際に遊んだ方から「電気について学べた」「楽しかった」などの感想をいただき、電気の面白さや仕組みに興味をもってもらうことができました。自己評価による達成度は90%です。
課題と改善点
- ゲームの難易度設定:世代による理解度の違いを考慮し、初級・上級ルールを作成
- ルーレット作成:本来は回路を使ったルーレットを導入予定でしたが、今回は時間の都合でサイコロに変更
- さらに良いものに改良するため、今後も子どもたちや学童からの意見を反映していく予定
活動を通して得た気づき
- スケジュール管理やチームワークの大切さ
- 消費者視点やフィードバックの重要性
- さまざまな人の意見を取り入れることの価値
- 子どもたちの目線で考える難しさと大切さ
- 実行することで初めて気付く学びや楽しさ
今後チャレンジしたいこと
- 全国の学童やボードゲームイベントでさらに多くの人に電気の魅力を伝えたい
- 電気回路や実物を使った新しいボードゲームづくりにも挑戦したい
- 寄付先へのさらなる改良や、より多くの人に楽しんでもらえる製品づくり
- ボードゲームを通じて学ぶ楽しさ、ものづくりの面白さを伝え続けたい
ボードゲームをきっかけに、電気や工学の世界に興味を持つ人が増えることを願っています。自分たちで考え、実行し、仲間と協力して作り上げる経験は、将来どんな分野でも必ず役立つはずです。