このプロジェクトは、鳥取県の小中学生と大学生が卓球を通して交流し、競技力や精神力の向上を目指す取り組みです。高校生の皆さんにも、スポーツをきっかけに広がる学びや地域貢献の可能性を伝えます。
活動内容と目標
年2回の強化練習会に大学生が参加し、小中学生の技術向上をサポートしました。また、オンライン指導やメンバーミーティング、アンケート調査も実施。目標は、鳥取県の強化メンバーである小中学生の競技力・メンタル向上と、卓球競技の楽しさを伝え競技人口を増やすこと、さらに活動をメディアで発信し地域活性化につなげることです。
課題とその対応
オンライン指導では通信の問題がありましたが、通信環境の良い場所を選ぶ・再接続するなどの工夫で乗り切りました。強化練習会では大学生の負担を分散するため、午前・午後に小中学生を分けて指導。鳥取県出身大学生の参加調整が困難でしたが、OBトレーナーによる特別トレーニングを実施し、体づくりにも重点を置きました。
活動の成果
オンライン指導は13人の小中学生が参加し、大学生と一緒に目標設定や技術分析を行いました。8月と1月の強化練習会は計70人の小中学生が参加し、大学生との練習や試合を通じて技術・精神面での成長が見られました。保護者や指導者にもアドバイスを行い、県全体のレベルアップを目指しました。
活動は卓球専門メディア「Rallys」や日本海新聞にも取り上げられ、県内外から大きな反響がありました。YouTubeでの動画公開や新聞掲載により、地域や全国の卓球関係者にも活動が広まりました。
アンケート結果から見えたこと
練習会後のアンケートでは、多くの小中学生が「全国大会出場」を目標に掲げ、卓球への意欲や前向きな気持ちが多く見られました。一方で、さらに高い目標を持つ小中学生を増やすためには、大学生や高校生、近隣県との合同練習や、より多様な練習内容の工夫が必要であることも分かりました。
気づきと今後への想い
オンライン指導の難しさや、練習会運営の大変さ、保護者や関係者の協力の大切さを実感しました。活動を通じて、地域に恩返しできたという充実感や、多くの人に元気や勇気を与えられたことを誇りに思います。また、大学生自身も指導経験から多くを学び、今後の進路や社会人生活に活かせる貴重な経験となりました。
今後チャレンジしたいこと
今後は、高校生との強化練習や他県との交流、大学卓球部への新しいメンバー勧誘など、さらに活動の幅を広げたいと考えています。大学生が地域の子どもたちと関わり続けることで、卓球をはじめとしたスポーツや地域活動の新しい可能性を切り拓いていきたいです。
このプロジェクトの経験を活かし、卒業後も地域や社会に貢献できる人材を目指していきます。