チャレンジ奨励金 活動報告
グローバルな真剣味の実践
-剣道による国際交流-
国際学部3年 濱川 優希さん

私たちは、中京大学に学ぶ留学生と日本人学生が剣道を通じて、国際交流を図る「グローバルな真剣味の実践-剣道による国際交流-」プロジェクトに取り組みました。高校生の皆さんにも、日本古来の武道を通じた交流や、異文化理解の大切さを伝えたいと思います。

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活動内容と目標

本プロジェクトでは、剣道の稽古を通して、留学生に日本の文化や精神を深く体験してもらうことを目指しました。特に、礼法や作法など日本が世界に誇る精神文化を実際に体得してもらうことが大きな目標でした。また、日本人学生にとっても、留学生との交流を通じて外国文化や語学を学ぶ良い機会となりました。

活動の経過と課題への対応

準備段階では、留学生の募集や連絡、剣道用品の手配、開始前の座学など基礎部分を担当しましたが、途中からクラブ活動や連盟役職の兼務で実技稽古への参加が難しくなりました。しかし、プロジェクトは最初から「チームワーク」を重視しており、他のメンバーが稽古を支えてくれたことで活動を続けることができました。

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プロジェクトの達成状況

9月から1月末まで、平均週1回のペースで稽古を継続し、剣道の精神文化や礼法を外国語でも伝えることに努めました。留学生はほぼ毎回稽古に参加し、日本文化への理解を深めてくれました。特に短期留学生は帰国時、「剣道体験が人生の中で素晴らしい出来事だった」と語ってくれました。防具などの用具面でも、プロジェクトの支援が大きな役割を果たしました。

自己評価による達成度:75%

改善点・やり残したこと

コロナ禍の影響で食事会など稽古以外の交流が制限され、十分な交流ができなかったことが課題です。また、個人的には、実技稽古への参加が十分にできなかったことが心残りです。

活動を通して得た気づき

プロジェクトをやり切る難しさ、予想外の出来事への対応力、そして何より仲間と協力しチームで活動する大切さを実感しました。自分のできる役割を見つけて取り組むことの重要性も学びました。

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今後チャレンジしていきたいこと

今後も任意で留学生を募集し、今回の経験を活かして剣道を通じた国際交流を続けていきたいと考えています。また、イタリア人留学生の語学力に刺激を受け、自分自身も外国語学習にさらに取り組みたいと思いました。プロジェクトで購入した防具セットは、今後も学生が練習参加できるように保管・活用していきます。