チャレンジ奨励金 活動報告
SDGs絵本プロジェクト
経済学部3年 粕谷 勇輔さん

私たちは、SDGsをテーマにしたオリジナル絵本「きみだけのいろ ~みんなをすくうまほうのたべもの~」を制作し、全国の子どもたちに寄付する活動を行いました。このプロジェクトを通じて、高校生のみなさんにも、エンタメやものづくりの力で社会課題を伝える意義や面白さを感じてほしいと思います。

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活動内容と目標

絵本は、SDGsの目標に関連したストーリーで、子どもたちが楽しみながらSDGsやフェアトレードについて学べる内容にしました。制作期間中には、フリーアナウンサーの協力による読み聞かせや、幼児教育カンファレンスへの参加などを経て、2022年12月末に絵本を完成させました。完成した絵本は、クラウドファンディング支援者や施設へ500冊以上寄付し、今後のイベントでも配布予定です。
目標は、絵本を通してSDGs(特にフェアトレード)の認知度を上げること。実際の商品(イオントップバリュのチョコレート)のイラストを掲載し、購買行動にもつなげました。

課題への対応と成果

イラストの制作スケジュールが課題でしたが、長期目標から短期目標への切り替えによって進捗管理を徹底し、無事に年内に絵本を完成させることができました。イオンとの連携も、チョコレートイラスト掲載の許可を得て、今後のイベントでの配布や読み聞かせ会の企画につながっています。
1000冊の絵本を製本し、すでに半数を配布済み。イオンとのイベントも今後開催予定で、自己評価による達成度は90%です。

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改善点・やり残したこと

絵本の完成時期が遅れたことで、年末年始と重なり、イオンとのイベントをプロジェクト期間内に実施できませんでした。今後は長期・短期目標の両方を設計し、より早く完成できるよう改善していきます。

活動を通して得た気づき

エンタメの力は無限大で、楽しみながら学ぶことで子どもたちに社会課題への当事者意識を持ってもらえると実感しました。手作業での寄付は大変でしたが、子どもたちから届く写真や手紙が大きな励みとなりました。

今後チャレンジしていきたいこと

今回の絵本は小学生から中学生に特に好評で、教科書でフェアトレードを学んだ子どもたちが自ら「フェアトレードチョコレートを買おう」と行動に移す姿も見られました。今後もSDGsや社会課題について、子どもたちが自発的に学び行動できるような絵本づくりやイベントを続けていきたいです。