私たちは、マイナースポーツ「モルック」の普及を目指し、得点計算をサポートするアプリケーションを開発しました。高校生の皆さんにも、ITとスポーツのコラボレーション、そして“ものづくり”のやりがいをお伝えします。
活動内容と目標
活動の動機は、モルックの得点計算が複雑で、試合ごとに紙とペンで計算している現状を変えたいという思いからスタートしました。アプリ開発を通じて、モルックの試合をより楽しみやすくし、さらに多くの人にモルックの魅力を知ってもらうことを目標としました。
【主な活動内容】
- Swift UIを用いたアプリ開発
- アプリ内でルール説明、得点加算・減算、チーム管理機能を実装
- イラストを外部委託し、使いやすいデザインに
- 日本モルック協会(JMA)と商標などについて協議
- テストプレイやデバッグを重ねて改良
- 大学サークルや学生大会でアンケート・フィードバックを実施
- Tシャツ・ステッカーなどのグッズ制作
- SNSや学内外イベントでの普及活動
- 中京大学祭で体験会開催(210名参加)、参加者にアプリを使ってもらいながらルール説明や試合進行を実施
課題への対応と成果
国際商標の問題によりプロジェクト期間内でのApp Storeリリースは達成できませんでしたが、日本モルック協会の協力を得て市場公開に向けて準備を進めています。アプリ自体は完成し、機能面の充実や試合での活用、体験会やSNSでのPRも予定以上に行うことができました。自己評価による達成度は80%です。
プロジェクトを通じて学んだこと
- 作り手と使い手の立場による意見の違いを実感し、多様な視点からフィードバックを集めることの大切さを学びました。
- チームでの役割分担や外部との連携、スケジュール管理の重要性も体験しました。
- モルック体験会では、年齢や経験に関係なく多くの人がモルックを楽しんでくれることを実感し、スポーツの新たな魅力を発見できました。
今後チャレンジしていきたいこと
今後はアプリのさらなる改良とApp Storeへのリリースを目指すとともに、アプリ以外のモルック普及のアイデアにも挑戦していきます。今回の経験を活かし、就職活動や将来のものづくりにも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
アプリ開発やイベント、SNSを通して、モルックやものづくりの楽しさをもっと多くの人に伝えていきます。新しいことに挑戦し、仲間とともに形にしていく経験は、きっとみなさんの将来にも役立つはずです。