私たちは中京大学をイメージしたオリジナルテキスタイルを開発し、その生地を使ったショルダーバッグを制作・販売するプロジェクトに取り組みました。高校生のみなさんにも、商品開発の楽しさや地域産業と大学のつながり、そして“挑戦”の大切さを伝えたいと思います。
活動内容と目標
中京大学のスクールカラー(青・赤・白)の糸を使い、尾州産地(愛知県の毛織物名産地)でチェック柄の生地を制作。生地やバッグの仕様にもこだわり、性別や世代を問わず使えるショルダーバッグをデザインしました。グッズ化にあたり、地元の西川毛織株式会社やアイディールカンパニーと何度も打ち合わせを重ね、商品開発を進めました。
このプロジェクトの目標は
- 中京大学オリジナルテキスタイルの開発
- その生地を使ったグッズ(ショルダーバッグ)の制作
- 開発したグッズの販売
- 愛知県の地場産業PR
- 中京大学のPRと学生のチャレンジ精神の向上
- 次の商品開発へのつなげ
達成状況
オリジナルテキスタイルは、尾州産地の工場で実際に糸から織り上げ、完全オリジナルの生地を完成させました。この生地でデザイン・仕様にこだわったショルダーバッグ99点を製作。大学祭「第29回中京大学とよた祭」で販売し、全て完売しました。販売時にはお客様と直接コミュニケーションをとり、商品の魅力や産業発展への思いも伝えることができました。
購入者アンケートでは「デザインが主張しすぎず、使いやすい」「大容量で便利」といった声や、「中京大学らしさのあるグッズもほしい」といった意見もありました。今後の開発に活かせる貴重なフィードバックを得ることができました。
地場産業への貢献としては、尾州産地の「BISHU」マークを紙タグとして付けてPR。尾州産地の魅力をグッズを通じて多くの人に発信することができました。
課題と改善点
- スケジュール管理:生地制作までは順調でしたが、バッグの縫製に時間がかかり、納品スケジュールを早める必要がありました。今後は早めの打ち合わせや逆算した計画が必要だと感じました。
- 広報:学内SNSで数回投稿したものの、十分な広報活動をできなかったことが反省点です。
- 「中京大学らしさ」:グッズの中にもっと大学らしいロゴやデザインを取り入れる工夫も今後必要です。
活動を通して得た気づき
商品開発は多くの人の協力があってこそ実現することや、複数の企業と同時に連絡・調整する難しさ、スケジュール管理の大切さを実感しました。そして、実際に自分の企画が形になる達成感はとても大きなものでした。
今後のチャレンジ
今後は後輩たちと新たなプロジェクトチームを作り、今回の経験や反省を活かして新しいグッズ開発に取り組みます。自分が先導するだけでなく、支える立場として持続可能なチーム作りを目指します。卒業後もスーツ業界などで商品開発に関わり、今回の経験を活かしたいと考えています。
高校生の皆さんも、好きなこと・得意なこと、そして苦手なことにも積極的にチャレンジし続けてみてください。努力や挑戦が、必ず自分の成長につながります。